心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「時は金なり」

先日「ベンジャミン・フランクリン~富に至る道~(訳:森由美・解題:青木仁志)」を読みました。そこで「時は金なり」の件(くだり)がありましたのでご紹介します。

 

f:id:leonet0702:20191213142450j:plain

 

本の内容はお金の単位がペンスになっていて、内容も少々わかりずらいため、私なりに解した内容で紹介します。

 

あなたが休日に何の目的もなしにぶらぶら過ごし、食事代やお茶代で3千円を使ったとします。すると単純にあなたの資産は△3千円(△はマイナスの意味)。

 

逆にあなたがその休日に単発で日給1万円のアルバイトをしたとします。すると単純にあなたの資産はプラス1万円。

 

もともとあなたの資産が10万円だったとすると、前者は△3千円のため差引9万7千円、後者はプラス1万円のため11万円となります。その差は1万3千円。

 

著者のフランクリン氏は何を言わんとされるか? それは前者の行動で3千円の支出と思う人は多いがそれは大違い、実際は1万3千円の支出と思うべきだ、ということ。この考えを彼は「時は金なり」と表します。

 

余暇は余暇で大事ですし、友達や恋人・家族との時間も大事、そして消費も当人や経済にとって大事です。フランクリン氏はおそらく消費そのものを戒めるのではなく、怠惰に過ごす生活を律しているのだと思います。

 

私も週5日は本業で働き、休日の2日も別の仕事を半日ほど入れます。このスタイルはかれこれ3年以上。働きバチのようですが、私は仕事を生きがいとするため何のストレスもありませんし、このフランクリンの話のように無為に過ごす日を律する意味でも納得済みです。

 

もしあなたが無為に過ごす日をなんとかしたいと思われるなら、本記事は一つの参考になるかもしれません。「時給」や「日給」という言葉は、まさに文字通り時(とき)を金に交換する行為。一方は交換でき、一方は交換できないとなれば、やはり交換できた方がいい、しかしそれは交換したい人だけがすればいい行為で、交換以上に目的がある人には当てはまりません。

 

お金はあくまで手段で、求めるべきは「感情」です。"楽しい" "嬉しい" "ありがたい" "豊かだ" "恵まれてる" 等々。その感情を得るフィルターは人それぞれ。状況やタイミングも関係します。ある人は遊び、ある人は趣味、ある人は家族、ある人は友達。そのフィルターを仕事にもってきた偉人の一人が本多静六氏(林学博士、造園家、株式投資)。当ブログで何度も紹介している方です。

 

「人生の最大幸福は職業の道楽化にある。富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない」

 

ただし四六時中 道楽感を覚えられるわけでもないでしょう。仕事である以上、辛いことやしんどいこともあります。そんなときでもこう言われます。

 

「人生即努力、努力即幸福」

 

人生はそもそも努力が礎(いしずえ)、努力こそ幸福であると。

 

話が脱線しました。

フランクリン氏が言われる「時は金なり」を用い、本記事で申し上げたいこと。それはあなたが貯金に関心があったとして、何気に消費していた額をグッと我慢したなら、その我慢した分だけお金を稼いだ、と考えられるということです。

 

具体的な例で繰り返します。

あなたがスタバの前を通るたびになんとなく高確率で600円のフラペチーノを買って飲んでいたとします。それが本当に欲しくて飲みたかったなら何も問題ありません。しかしただ惰性でなんとなくの行為だったら、それを改め "買わない" という行為をすることは都度 "600円を稼ぎ出した" という行為とイコールになる、というわけです。

 

次に副業としてあなたの休日にできる仕事が見つかったとしましょう。休日(2日)で1万円(5千円/日)を稼げたとした場合、それまでなんとなく休日(2日)で平均5千円を使っていたとしたら?

・・・

そうです。あなたの休日(2日)の稼ぎは1万円ではなく、1万5千円と考えられるわけです。1週間で1万5千円ですから月に6万円の稼ぎです。1年なら72万円の稼ぎです。その72万円を投資に回し4%の利回りが付いたとしたら、1年後は74万8800円(8800円の利息)、5年後は87万5990円(15万5990円の利息)、10年後は106万5775円(34万5775円の利息)です。

 

これが自分との勝負ということなのでしょうか?比較すべきは他人ではなく、怠惰に過ごす自分。ベンジャミン・フランクリン氏は一貫して怠惰を嫌います。怠惰は幸福を遠ざけると。

 

単純に時間給や日給などの雇われではなく、株式やFX、インターネットビジネス等で自分で稼ぐと考えた場合、結果が出るまでにある程度時間がかかると思います。仮に3年間鳴かず飛ばずで収入0円。しかし4年目で36万円(3万円/月)、5年目で60万円(5万円/月)、10年目で240万円(20万円/月)稼げたとします。10年間で累計850万円を稼げたとしたら850万円÷10年間₌85万円/年 85万円÷12か月₌約7万円/月 約7万円÷4週間₌約1万7500円/週 の稼ぎです。

 

雇われでは時給単価を上げていくことは難しいのに比べ、ビジネスの稼ぎは青天井。しかしまったく稼げない可能性もあります。大事なことは自分の好きな仕事 もしくは 向いてる仕事をコツコツ育てていくことと考えます。

 

一番の注意点はストレスを溜めないこと。スタバの前を通るたびにストレスを溜めれば行き着く先はバーンアウト、リバウンドです。ですから自分の感情を豊かにする消費は逆にするべきで、していくべきです。それが人生の潤い、人生の彩りというものです。

 

最後にベンジャミン・フランクリンとはどんな人物だったのか?

1706‐1790 アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。12才で印刷工となったのち、政治家となって外交交渉などに尽力。また、雷が電気現象であることを証明し、避雷針を発明するなど科学者・発明家としても業績を残されます。「アメリカ独立宣言」の起草委員の一人で「アメリカ合衆国建国の父」と呼ばれます。

 

f:id:leonet0702:20191215000839j:plain

出典:Wikipedia

 

 

なんと100ドル紙幣の肖像画にもなっています。

f:id:leonet0702:20191215001006j:plain

出典:Wikipedia

 

 

偉大な功績を残したベンジャミン・フランクリン氏。

その背景には怠惰をこよなく嫌い、克己心を幸福とする哲学がありました。

「時は金なり」

貯金に関心がある方や怠惰に流される人は、本記事をきっかけに、自分を律する癖を始めてみてはいかがでしょうか? 最初は辛くとも、振り返ったときには気持ちのいいさわやかな風が感情を嬉しくしてくれることと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。