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私たちの正体とストレス撃退法

昭和の哲人と呼ばれ、昭和の時代に思想家・哲学者として活躍された中村天風氏は、その思想を広めようと「天風会(公益財団法人)」を設立しました。思想といっても具体的には「心身統一法」と呼ばれ、姿勢や言葉遣いなど、いかに積極的な人間になれるかをさまざまな視点で実践するというもの。活動は今もなお続けられています。

 

そんな中村天風氏の教えは、私の「人間づくり」においても非常に励みになっていることしばしばです。本日は私が感銘を受けた教えの一つをピックアップしてお届けします。

 

それは「病は気から」です。

 

天風氏は「病(やまい)」と「病気」を明確に峻別されています。「病」というのは字のごとくその状態を指し、「病気」というのはその病を気にし、マイナスな感情を持ってしまう消極的態度を指しあます。

 

天風氏からして「病」はなんら問題としてません。実際にそうなってしまったのだから仕方ありません。しかしそれを気にして心や気持ちを病ませることがいけないと喝破されているのです。なぜなら気にしていいことはないからです。もちろん薬を飲むとかリハビリをするといった行為は「気にする」に含めません。ここでの「気にする」は、気にして消極的になってしまう気持ちの状態とご理解ください。

 

大半の人は病気になれば気は病みます。"なんで自分だけ"と恨めしく思う人も多いはず。しかし天風氏は消極的態度は治る病も治らなくさせる、人間にとって一番もってはいけない感情と言われます。

 

確かに理屈としてはわかります。しかし消極的になってしまうのがいけないなら、どうしたら積極的になれるのでしょう?

 

それが「氣」の存在です。

 

人間は心でも肉体でもなく、「氣」であると天風氏は断言されます。つまり肉体に病が走ったならそれはそれで仕方がない。しかしあくまで「自分」というのは、大根大本は「氣」の分派なのだから、「氣」の受け入れ口を塞ぐような感情は、一切排除しろというのがその心です。

 

もう少しわかりやすく解説します。

 

宇宙は「氣」からできており、その「氣」の分派が私たち人間であるという理解です。その病を治すのは原則「氣」であり、いかに宇宙のしくみそのものである「氣」を自分に流入させるかが治す速度や有無を決めるということ。

 

別の言い方で言えば、自分は「氣」の分派なのだから、もともとは「氣」です。その「氣」をしっかり発揮させるよう、日々に努める行為が心身統一法というわけです。

 

心が感謝ややる気に満ちれば、宇宙そのものの「氣」と自分の「氣」が一となり、みるみる心も体も回復の一途を辿ります。しかし心が塞げば、字のごとく「氣」の流入も塞ぐことになり、宇宙の「氣」と自分の「氣」が一体となりません。

 

そこで言葉を使って自分の心を強く持とうとするわけですが、私はまず自分の本源は「氣」であると理解することが大事と心得ます。言葉はその次で、自分の存在価値が「氣」との一体であると深く理解しないことには、どんな言葉をつぶやいてもおそらく意味がありません。

 

これは実は「運命」もまったく同じこと。「運命」というのは、天風氏が使われた言葉で、人生といった意味合いです。私たちが普段感じている日常や人生と置きかえてもらってかまいません。人から何かを言われて傷ついたりストレスを感じても、それは心が感じただけで、「氣」は関係ありません。しかし心をそのままにしておくと、宇宙の「氣」の流入口は閉ざしたままになります。

 

いったんおさらいしましょう。天風哲学は宇宙の氣と分派である我々の氣は一(いつ)であるものの、心が関所のように開けたり閉めたりを担います。心が積極的あれば氣は散りません。宇宙の氣がどんどん流入します。逆に心が消極的であれば、氣は散ります。宇宙の氣が入ってきません。心が塞ぐというのはかくも怖いこと。

 

では具体的にどうしたらいいか。

 

それには第三者意識を持ちましょう。あたかも第三者のように自分を眺めるのです。そして励まし、広く長い視点で今をとらえるのです。人からのストレスや、何かのコンプレックスなど人の悩みはつきません。しかし悩んでいるのは氣ではありません。私やあなたが氣なのです。そこを混同してはいけなく、いっときの心や気持ちが沈もうとも、「自分は氣なのだ」という認識を強く持ち、心に捉われない第三者意識をもって現実を生きましょう。それが本当に一番大事なことです。

 

心は放っておき、自分は氣なのだと、氣である認識から(逆に)心を積極的にするのです。天風哲学はかくも深く実践的な内容なのです

 

私たちの正体とストレス撃退法

 

私たちに、病や心にとらわれている時間はありません。威勢のいい言葉を吐き、病や運命にも負けない氣の煥発を主軸に今日を雄々しく生き切りましょう。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。