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「お金」の性格

最近 和田裕美さんの著書「稼げる技術」を読みました。和田裕美さんは営業の世界では有名な方で、外資系教育会社で世界第2位の成績を残された実績をお持ちです。現在は作家で株式会社HIROWA代表

 

その著書「稼げる技術」にお金の性格について記された箇所があります。なんとなくニュアンスではわかっていたものの、具体的な漢字の由来までは知りませんでした。これからお金を貯金したり稼がれるだろうあなたにも知っておいて損はないと思い紹介させていただきます。

 

紙幣の「幣(ぬさ)」という字は、罪や汚れを払うために神前に供える布で「神に捧げるもの」という意味があるそうです。またお祓いの「祓う」という字はお金を「払う」と同義語であるとのこと。

 

この2つの観点から和田さんはこう言います。

 

「お金を稼ぐためには、お祓いする気持ちでお金を払って、神に捧げる気持ちで投資をする。この2点がとても大事なんです」

 

また捕捉でこう付け加えます。

 

「人は奢(おご)る星の人と奢(おご)られる星の人がいると言われていて、もらってばかりの人、すなわち "ください" の人は文字通り人生も下っていき、与えてばかりの "あげます" の人は上がっていきます。 "私の能力をあげます" "私の人脈をあげます" などと人に与え続ける人は、豊かな未来が切り開けるのだそうです」

 

和田さんも どなたかから聞いた話みたいですが、この由来や話を素直に信じられ、なお自身も実際にお金を稼いでいることから、紹介されたのだと思います。

 

「金は天下の回り物」とは使い古された言葉ですが、インターネット社会の到来でますますその性格は顕著になりました。どういうことかというと、有益な情報発信をする人にお客が集まり、お金が集まり、人が集まり、結果情報が集まります。ツイッターやブログで発信するにとどまらず、YouTubeで重ねて発信するスタイルが増えつつあります。

 

和田さんが言いたかったことはシンプルで、お金を自分のところで滞らせるな、ということです。そしてお金だけでなく自身の能力も持ち物も気持ちも・・すべてです。

 

この和田さんの話で新しい点は、今まで「金は天下の回り物」という言葉は知っていたものの、気持ちの面には触れられませんでした。しかし「お祓いする気持ちで払い、神に捧げる気持ちで投資をする」イメージを持てば、前向きに潔くお金を回していけるのではないでしょうか?

 

最後に私から注意点。

それはあくまで対象が「有益」であること。なんでもかんでもお金を払えばいいわけではありません。それはただの浪費です。そうではなく

 

・本当に困っている人(災害に遭われた方等)

・本当に欲しい物や必用とする物

・奢ってあげたい人、奢ってあげるべき人

・信用に足り、未来を担える会社やファンド、

 

そういう選別は重要です。逆に言えば、そういう選別があるからこそ気持ちよく自分(や自分のお金)を捧げられるのです。この "気持ちよく" がなければ、イコール "いやいや" なわけで、それはおそらく自分のところには還らないでしょう。なぜなら相手もそんなに嬉しいと思わないからです。

 

著名な投資家が投資先の選別に余念がないように、私たちも "払う" うえで「主体性」が求めらということ。そして "払う" ことが "罪や汚れを祓う" を意味するなら、逆に「払わないといけない」という風にもとれます。言い方を変えれば「自分(や自分のお金)を滞らせてはいけない」ということ。

 

直接自分に(買い)与えるだけが、自分を豊かにすることではありません。友達や家族、会社やその他に "気持ちよく" (買い)与える行為もまた瞬間に自分を豊かにしてくれます。

 

難しく考えず、見返りに固執せず、気持ちにフォーカスすることが秘訣のように思います。そうすればきっと機会損失も免れるでしょう。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

引用・参考文献

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