心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

"忙しい"は味方

それが一日単位でも1ヶ月でも一年でも、効率的な動きをしたいならば、その単位に応じて自分を忙しくすることです。

 

なぜ忙しいと効率的に動けるようになるかというと、忙しいときこそ、効率的な動きが必要とされるからです。

 

人は必要にかられないと重い腰を上げられない生き物です。この特性を理解したうえで対策を立てることが肝要で、他事も同様と考えます。

 

あの世界的投資家(冒険投資家)のジム・ロジャーズ氏でさえ、退職後の数か月のリタイア生活時は、何も成し遂げられず、忙しい環境こそ効率性を生むのでは?と思い、世界一周旅行に挑まれたと述懐します。

 

 サイバーエージェント社長の藤田晋さんもを持て余すとろくなことはないと言われます。藤田さんは長期戦の仕事を戦い抜くために、仕事を忘れる時間を確保しているそうで、それが麻雀。麻雀をしている最中は脳内が麻雀で埋め尽くされ、他ごとを考える隙が見事になくなるとか。仕事を忘れようとゴルフや温泉、マッサージ等に出かけても、なんだかんだで仕事のことを考えてしまうことと対比させ、一切脳内に仕事やその他を寄せ付けない麻雀をお勧めしています。

 

そう考えると、忙しくするとは、脳のメリハリを際立たせることと同義かもしれません。例えば数学を1時間集中して勉強し、10分間ボケーと休憩するのではなく、10分間真剣に音楽を聴くといった具合に。真剣に音楽を聴けば数学や他ごとは一切入らない。それが結果的に休憩となり、次へのモチベーションにつながる。

しかしボケーと休憩すれば、数学や過去の嫌な事、未来の不安など、ネガティブな考えが浮かんでくる可能性も。それが果たして休憩になるのか、次へのモチベーションになるのか、ということ。

 

稲盛和夫さんも著書「誰にも負けない努力」でこのように言われます。

「朝早くから夜遅くまで一生懸命に働けば、がありません。"小人閑居して不善を為す" というように、人間というものは、暇があればろくなことを考えないし、ろくなことをしません。忙しいということ、一生懸命に働くということは、よけいなことを考える暇がないということです。

 

禅宗のお坊さんや修験道の山伏は、荒行をしながら自分の魂を磨いていきます。一点に集中し、雑念妄念が湧いてくる間がないくらいに修行して、心を整理し、心を磨き、純粋な素晴らしい人間性、人格を形成していきます。その過程と同じように、一生懸命働けば、雑念妄念を浮かべる暇がありません。つまり、一生懸命に働くということは人間の魂を磨くことにもつながっていくわけです」

 

いかがでしょうか。

 

藤田さんも稲盛さんも脳にを占拠させないという点は一致します。それが仕事一色なのか、脱仕事を混ぜるのか、の違いだけ。興味ないことや物思いにふける時間を極力なくし、自分がのめり込める時間を多く持つ。さすれば常に忙しい状態となるが、のめり込む時間が実は休憩メリハリになっているため、いい具合に脳は晴れ晴れ、そこに効率性を生む原動力が発生すると私は考えます。

 

 脳機能学者の苫米地英人さんも次のように言われます。

『一日何時間働いても平気。忙しいことが「快感」になる』

 

最後にもう一度ジム・ロジャース氏の言葉で締めくくりましょう。

「効率的に動けるのは 本当に忙しいとき」

 

 

引用・参考文献

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