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人生のバロメーター

前回の記事「成長したい方へ」では、成長とは “人の役に立ちたい“ という思い、気持ちが(自然発生的に)行動を生み、その行動が経験知・体験知となり、自身の成長に跳ね返る という話しをしました。

 

今回の記事はその捕捉です。

 

先ほど私は “人の役に立ちたい“ という思い、気持ちがあれば(自然発生的に)行動を生み・・と記しましたが、実際のところ人によっては、そんなに自然発生的に行動は生まれないのではないでしょうか。

 

例えば震災や豪雨が起こり、被災地に心痛しているというケースを考えてみても、お金持ちの人であっても1円も義援金を寄せない人もいるでしょうし、低所得者でもなけなしのお金を寄せる人もいるでしょう。

 

この行動力については前回の記事でも申し上げた、どれだけ被災者のことを思っているか、という気持ちの強弱に比例することは否めませんが、それだけではないというのが私の考えであり、今回の記事のテーマです。

 

ではその他に何が関係しているか?

その解は日頃から思いを「形」に変える習慣があるかどうかだと考えます。

 

例えば旅先でたまたま郷土のお菓子をいただき、それがとても美味!だった、瞬間、“勤め先のみんなにおみやげとして買っていってあげようか“ と頭に浮かんだとします。あなたはその瞬間の気持ちを「形」に変えますか? 変える習慣はありますか?

 

予算や荷物の問題もある、といった声が聞こえそうですが、誰かに何かをするときは、多かれ少なかれ自分の犠牲はつきまといます。その犠牲より相手を喜ばせる方を選ぶ「行動力」があなたに身についているかどうかが、思いを「形」に変える習慣の有無ということです。

 

この思いを形に変える習慣は少なからず「意志」をともないます。

 

私事ですが、この「意志」を使って必ず行っていることがあります。

それが先述した「おみやげの購入」です。

実家に帰ったときや、小旅行に行ったときなど、たびたび荷物になる煩わしさはあるものの、みんなが喜びそうな「菓子折り」を買って帰るのが習慣です。お礼を言ってくれる人と言ってくれない人はいますが、そこはあまり気にならず、私の中では日頃の感謝を「形」にする癖付けをしているような感覚です。

 

全方位に 思いを「形」にしないといけないと思うと窮屈です。

まずは自身の中で、気持ちが強いものから実践されることをお勧めします。

年に1回程度のことでもいいと思います。(私もたいしたことはできていません)

 

また「形」は物品に限りません。メールや言葉、表情も有効です。

それらが最適なときもあるため、できるところから少しずつ着手してみてください。

大切なのは何も「形」に変えてこなかった自分を、少しずつ変えられるようになることです。

 

では思いを「形」に変えることがなぜ重要なのでしょう?

 

それは好きな人への告白を考えてみれば簡単です。

なんとなくわかっていても、相手方としては言葉(表情)としてきちんと「形」にしてもらいたいもの。なぜなら “なんとなく” だからです。「形」にされるまで “クリア“ にならない以上、実際のところわからないのです。伝わらないのです。

またなんとなくもわかっていないケースもあり、「形」にして初めて伝わるということも往々にしてあります。

 

病室にお見舞いに行くケースでも、お花や菓子折り等を持参するのと手ぶらとでは印象違います。友人宅に上がらせてもらうケースでも同様です。

ちょっとした手間だけに、その手間を端折る癖がある人は “もったいない“ 結果を都度生んでいるかもしれません。

 

最後にまとめます。

 

あなたの思いや気持ちはあなたが「形」にするまで、相手に伝わらないと認識すること。そして「形」にするプロセスで自身の成長が促され、「形」にされた相手が喜んでくれたら、その喜びはあなたの “やってよかった“ という嬉しさに跳ね返ります。

 

私はこの "やってよかった" という嬉しさが人生のバロメーターであると思っています。

"やってよかった" をどれだけ感じられるか、どれだけ集められるかが "生きていてよかった" バロメーターであると。

 

ぜひ思いを「形」に変えられる喜び、変えられた喜びを感じとってみてください。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。