歩行と幸福の相関関係
株式会社justInCaseが30~40代の働く男女500名に対し、「歩く習慣と仕事や人生に対する影響」に関する意識調査を実施しました。
結果、歩く習慣のある人はそうでない人と比べ、幸福度が約13%高いことがわかったとのこと。実験の詳しい内容は下の記事に譲りますが、本記事では「なぜ歩くこと(ウォーキング)が幸福度に関係するのか」について考察します。
記事には 杏林大学 名誉教授 古賀良彦先生のコメントも掲載されます。古賀先生曰く「歩くこと(ウォーキング)」のメリットは以下の3点にまとめられるとのこと。
・脳の活性化につながる
・仕事に良い影響を与える
・習慣化しやすい
それぞれ見ていきます。
<脳の活性化につながる>
歩くことで信号や障害物の察知、植物の匂いや車の音など五感が必然的に使われ、それが脳の後半部を刺激します。また自分から能動的に景色を見たり、意欲的に歩こうとすることで前頭葉も刺激され、それらがポジティブなマインドを醸成するに役立ちます。
<仕事に良い影響を与える>
歩くことで必然的に目の前や周囲の景色が目に入り、先の信号や障害物も察知するようになります。そうすることで、午前中の仕事や今日一日の仕事はいったん忘れ、現下のウォーキングに集中できます。すなわち脳のメリハリから自動的に気分転換が図れるというもの。会社勤務でもテレワークでも、同じ場所に滞在すれば、見える景色も匂いもさほど変わらず、外部から脳のリフレッシュが起こしにくいところ、ウォーキングはそれを可能としてくれます。
<習慣化しやすい>
筋トレを毎日とか、ジム通いを毎日というのは現実的に厳しいところがあります。しかしウォーキングはやろうと思えば「毎日」でも可能です。身体的な疲れや身支度等のハードルが低いことが理由です。先に伝えた脳のリフレッシュや気分転換は基本毎日必要になるため、アクションを起こすにハードルが極めて低いウォーキングはもってこいです。
記事の内容は以上ですが、最後に私から「歩き方」について捕捉します。
私も普段からよく歩きますし、今年の5月に引っ越して以来、よく川沿いをジョギングするようになりました。その際にとても有効な歩き方(走り方)と認識するのが「腕をしっかりと振る」ことです。
ときどき公園等で腕をしっかり振って歩いている人を見かけますが、まさにあれで、上半身と下半身がつながっている感覚が体験できます。腕を振ることで足も連動して上がる感覚で、足を動かすだけよりも、疲れにくく持久力の省エネが実感できます。また腕を振る分、上半身を動かすことになるため、上半身も汗をかき、その分の脂肪燃焼につながります。
上半身は意識しないと、普段の私たちの生活ではあまり動かしません。動かさなければ柔軟さにも欠けてくるため、上半身を使うタイミングに、歩くときを意識することは習慣化に最適です。
ただ少しばかり格好悪いと躊躇されるかもしれませんが、あまり人目のつかないところから始めてみてください。せっかく貴重な時間を使うなら、一石二鳥が効率的です。
「歩行と幸福の相関関係」
・脳の活性化につながる
・仕事に良い影響を与える
・習慣化しやすい
捕捉:腕をしっかりと振る
あなたはいかがお感じになりますか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事