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「よく噛む」ことの秘訣

 昔から食事において「よく噛む」ことの重要性は説かれてきました。私も幼い頃から母親や親戚の人に、よく噛むことを指摘されました。おそらくあなたも同様だと思います。

 

しかし大人になってからはあまり注意してくれる人もいなく、ファーストフード店も身近になったことから、ときに早食いがよしとされる錯覚すら覚えます。

 

そういう風潮もあってか、以前にある会社が、採用試験に早食いを用いているという話も聞きました。今もそうなのかはわかりませんが、その会社の社長曰く "食事に時間をかける奴に仕事ができる奴はいない" とのこと。

 

しかし医学的な観点からすれば、間違いなく食事はよく噛んだ方が健康にいいことは、疑いようの余地がありません。そこで本日は、「よく噛むことの秘訣」と題して、私の考えを述べさせていただきます。

 

まず結論から。それは「よく噛まないといけない食品を摂取せよ!」ということです。つまり豆腐などやわらかい食品に30回も噛むことを課すのではなく、意識的に"よく噛まないといけない食品"を食べるようにするということです。

 

そこで私が毎日実践している食品を以下に並べます。

 

・りんご(皮ごと)

キウイフルーツ(皮ごと)

・小魚

・ミックスナッツ(アーモンド・くるみ・カシューナッツ

・黒ごま

 

その中でも私が特にお勧めなのが「黒ごま」です。日常の食生活で「黒ごま」を摂取する機会はあまりないと思います。あんぱんに少しのっていたり、赤飯に少しかけるくらいではないでしょうか。

 

しかし「黒ごま」にはセサミンをはじめとする、セサモール、セサミノール、セサモリンなどの栄養成分を総称した「ゴマリグナン」があり、「ゴマリグナン」は、活性酸素を撃退し、若返り(アンチエイジング)に効果があると注目されています。また、肝機能を改善・コレステロールの減少・脂質代謝の促進など、多くの効果と効能があることが研究により明らかとなっています。

 

そんな「黒ごま」を1日1回、スプーン大さじ一杯を咀嚼するようにするのです。私は職場でもやっていますが、自宅でする方が多いです。いわゆるティータイムとして、ココアやカフェオレのおともに「黒ごま」をたしなむのです。

 

「黒ごま」は自動的によく噛まないといけないため、否が応でも唾液が分泌されます。この唾液の分泌が「よく噛むこと」の主たる目的となっています。

 

ではなぜ「唾液の分泌」が健康にいいのでしょうか?ネットで調べると、本当にたくさんの効能が出てきます。ここでは8点をご紹介。

 

・ダイエット効果(満腹中枢の刺激)

・胃腸の働きの活性化

・小顔効果

・脳の活性化

・虫歯予防

・歯並びが良くなる

・味覚の発達

・がん予防

 

8点すべてに解説を加えたいところですが、ここでは「ダイエット効果(満腹中枢の刺激)」に的を絞らせていただきます。

 

当ブログでも"血糖値の急上昇を抑えるべき"という話はよくしていますが、なぜ「唾液の分泌」が血糖値の急上昇を抑えてくれるのか?、そこが重要です。

 

それは食べ過ぎを防いでくれるからです。

なぜ食べ過ぎを防いでくれるのか?

 

食べ過ぎる前に満腹中枢を刺激し、満腹感をもたらしてくれるからです。満腹感をもたらす満腹中枢の刺激は、おもに血糖値の上昇で起こります。「唾液の分泌」は唾液に含まれるアミラーゼという酵素がでんぷんを麦芽糖に分解し、最終的に小腸の膜で「マルターゼ」という消化酵素によって糖質の最小単位であるブドウ糖に分解され、小腸の表面から吸収されます。その後ブドウ糖は腸の毛細血管から門脈(肝臓につながっている血管)を通り肝臓に運ばれます。そして、肝臓でエネルギー源として利用されるほか、肝臓から血液中に入ります。それが「血糖」で、血液中に血糖が増えることを「血糖値の上昇」と言います。

 

「よく噛む」ことにも着目してみます。

 

<脳内物質の分泌>

よく噛むことで、満腹中枢を刺激する脳内物質"ヒスタミン"や"セロトニン"、食欲抑制ホルモン"レプチン"が脳内に分泌されます。

 

<体温の上昇>

よく噛むことで、消化液の分泌や消火活動が盛んになり、体温が上昇します。暑いと食欲がなくなるのはこのためです。

 

<胃の刺激>

よく噛むことで、唾液が分泌され、消化吸収を助けます。その結果、胃が膨らんだ刺激と、食べ物のよるある程度の重量感が満腹中枢を刺激します。

 

つまりは「唾液の分泌」からもたらされる「血糖値の上昇」以外にも、「よく噛むこと」の効果も相俟って満腹中枢は刺激されるわけです。

 

専門家によっては、食べ物を口にするたびに「箸を置いて30回噛む」こと等を推奨されますが、私的には顎(あご)もそれなりに疲れますし、面倒な気をもちます。

 

それよりは、必然的(自動的)に噛まざるを得ない食品を意識的に(1日1回を目安に)取り入れるほうが続けやすいですし、実際に私は毎日 上記に挙げた食品を食べています。そして毎度すばやく満腹感を得られています。

 

その中でも特に私が重宝しているのが「黒ごま」、ということです。(白ごまでも金ごまでも、栄養素に相違はありません)

 

そして「黒ごま」は100円~300円と安価で、かつ手軽に摂取できて、香りも楽しめます。また食べ過ぎは脂質過多になるため避けなければならず、1日大さじ1~2杯が目安という点も続けやすさにつながると思います。

 

「よく噛む」ことの秘訣

それは、自動的に噛まないといけない食品を意識的に摂取すること。そうすれば、その他の食品でも、よく噛む習慣が得られると思いますし、そうなれば、食生活全般にわたり食べ過ぎを防いでくれることにもなると思います。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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