「遅口(おそくち)」の効用
遅口(おそくち)という言葉、あまり使いませんよね。
ここでは早口(はやくち)の反対語として使わせていただきます。
アメリカの心理学者ポール・エクマン氏は、著書の中で「人間は恐れると早口になる」と述べています。人の期待に弱いと、早くプレッシャーから解放されたい意識から早口で話すようになるというのです。
であるならば、逆に遅口で話すことで、緊張が和らぐのではないでしょうか?
実際にメンタルトレーナーの森川陽太郎さんは「早口を抑えることで焦りや緊張を抑えることができるのです」と仰っています。
「何事も形から」
ぜひこれから、緊張しそうな場面や日頃の平常心の確認といった観点で、この「遅口」の効用を意識してみてはいかがでしょうか。
引用・参考文献