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自信に根拠がいらない理由

堀江貴文さん著「時間革命」に、根拠なき自信を勧める箇所があります。堀江さん曰く、自信に根拠なんていらない、逆に根拠に支えられた自信のほうが危うい、とのこと。なぜでしょうか?

 

堀江さんの言い分を私なりに解してお伝えします。

例えば有名大学卒を自身の拠り所としていた場合、有名大学卒がブランドとならない時世になったとき(誰も卒業大学など気にしなくなったとき)、途端に意味がなくなるということ。

 

もう一例。2018年・2019年と2年連続で営業成績トップ、周囲からは当然一目も二目も置かれ将来も期待されている人がいます。当人もトップという成績が自身の拠り所となっています。しかし・・今年の2020年にトップ陥落。周囲はどうあれ、当人はおそらくひどく落ち込むでしょう。期待し期待されていた分、落差が生じます。なぜそんなことになるのでしょう? おわかりですね⁉ それは自信をトップ(の営業成績)に起因させていたからです。

 

この2つの例をみてもわかる通り、自信を何かに起因させれば、その起因が破綻したとき、途端に自信が失われます。失えば、また起因先を求め、仮に起因先が確保できたとしてもその起因は永続されるでしょうか? 大学卒で言えば、時間とともに過去のものとなり、営業成績も同様でしょう。ということは、常に起因が確保されるべく、何かしらの好成績を出し続けないといけなくなります。これはしんどくないですか?

 

堀江さんは言います。

「本当の自信は "自分の心に寄せる強固な信用" である」

 

どういうことでしょう?

平たく言えば自分の心だけは、自分でコントロールできるという自信のこと。外部の世界は変えられない以上、内部である自分の心をいかに "しあわせ" にするか、その "しあわせ" へのコントロールを「心」はできるという確信のことです。

 

難しいですね。でもそういうことを堀江さんは何度も言われます。読めば読むほど "確かに" と納得してしまいます。堀江さんはなぜこのようなことをそれこそ自信をもって言われるのか? それはありとあらゆる思い通りにならない体験をし、その極みである獄中生活においても「心だけは自由」であることに気づき、その自由さをもって彼なりに "しあわせ" を算出してきたからです。だから彼は言うのです。"獄中の自分ができて、獄中以上の娑婆(しゃば)の君たちにできないわけがない" と。

 

 

私は彼のこの「本当の自信は "自分の心に寄せる強固な信用" である」という論を理解したとき、こんな名言を思い出しました。

「 いちばんたいせつなことは、目に見えない」

by サン=テグジュペリ星の王子さま

 

本来の意味とは違うかもしれませんが、やはり目に見えない無形のもの、すなわち「心」がしあわせを生み出す装置であることを確認したしだいです。また堀江さんの座右の銘?である諸行無常も心と幸福の関係を謳った縮図のように思えてきます。なぜならすべてのものは移り変わり、とどまることを知らない現実下(環境下)で、心だけは追いつくことができるからです。

 

ところでキャッシュレス社会のあとは、マネーレス社会が訪れると言う人がいます。マネーレスとは交換価値にお金を用いず、ネットとブロックチェーンの融合下に物々交換が可能となる、という仮説(予想)です。仮に本当にそういう社会がやってきたとしたら、これまでのように「お金」に価値を置いていた人はお金に起因した幸福が途端に危うくなります。そうなれば・・おそらく "自分の心に寄せる強固な信用" を築き、鍛えぬいた人からどんどん幸せがモノにされていくことでしょう。

 

高度経済成長時代の特殊な恩恵であった日本独特の終身雇用制度。その制度はいまや破綻、もしくは破綻しつつあります。その破綻により不幸感を抱く人は終身雇用制度に "しあわせ" もしくは "人生" を起因させてしまった人たちです。今こそ何かに起因させる何かを築いていくのではなく、ただただありのままの現実(現状)を心を使って楽しむ、のめり込む、そういう生き方があってもいいのかもしれません。

 

ここにきて あることを思い出しました。昨年?だったと記憶しますが、本も出しているアフィリエイターがグーグルのSEOにおけるアルゴリズムが変更されたときに、途端にサイトが上位表示されなくなり、一気に稼ぎが減ってしまったという話です。その方はその経験から複業の大切さを実感し投資の勉強を始めたと言われていました。“しあわせ” だけでなく“稼ぎ” も同様ということでしょう。

 

最後に私の考えをまとめます。

「自信に根拠はいらない」

それは私たち人間は "生きているだけで素晴らしい" と心底から思える人がそれが可能になる賜物だと思います。ちょっとしたことでも "やってみよう" と思えるのは "生きているだけで素晴らしい" という着地点を持つからです。その着地点の強化と堀江さんの言う "自分の心に寄せる強固な信用" はニアリーイコール(≒)のように思います。

 

あなたも仕事等で結果を求められることが(多々)あると思います。それはそれで頑張っていただくとしても、心のどこかに「安らげる場所」を作っていただきたい。それが "生きているだけで素晴らしい"  人間の生命の根源的価値で、その価値から目を逸らさないという考えです。その考えを持てば、楽しそうなことにどんどんチャレンジしたくなります。ありとあらゆるストレスも受け流せます。人にやさしくなれます。

 

 "生きているだけで素晴らしい"

私的にはそれが自信の根拠です。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 引用・参考文献

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