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85歳のおばあちゃんの詩

ところであなたは今 何歳でいらっしゃいますか?

 

私は38歳・男性です。

人生はまだまだこれからだと思っています。

当ブログを読まれているあなたも、おそらく同様にお思いなのではないでしょうか?

 

そんなあなたが85歳まで生きられたとして、そのときに後悔しなくて済む人生とはいったいどんな人生なのでしょう?

あまりに漠然とした問いに戸惑いますよね⁈

 

私は「足跡」に尽きると思います。

例えばあなたが小さな会社の経営者だとします。そんなにお金があるわけでもないなか、人手不足のため中途採用者を募集します。応募者は履歴書と職務経歴書を持参し、あなたと面接等をし、採否を1週間以内に連絡することとしました。

 

さてあなたはその応募者の何を信用し、採否を検討しますか?

面接の受け答えですか? 身なりですか? 選考書類ですか?

 

当然すべて大事です。

しかしあえて優先順位をつけさせていただくと、私は「書類」を第1と考えます。(書類に詐称がないことが前提です)その人がこれまでどのような「足跡」をつけてきたかを重視します。

 

なぜでしょうか?

足跡(行動)は嘘をつかないからです。

 

これまで泥棒を繰り返してきた人が、"これからは改めます" と言われてあなたは信用できますか?

これまでこれといった成果を上げなかった人が "今度こそは!" と言われてすぐに信用できますか?

 

銀行の与信と似ています。

これまできちんと返済をしてきた会社はこれからの返済も期待できます。

しかしこれまで返済をたびたび滞らせた会社はこれからも期待できません。

新規の会社も上記ほどではないにしても、履歴がないため不安は拭えません。

 

足跡の手前には必ず「思い」や「気持ち」「考え」があります。

「行動=条件反射や習慣」を除き、その人の「思い」「気持ち」「考え」の反映が行動となり、その積み重ねが「足跡」という理屈です。

 

ソフトバンク孫社長ユニクロの柳井社長も、方々で業界や国内で「1番」を目指すこと宣言し、推奨もされます。そして実際に国内の長者番付の1位・2位が彼らです。

トップ営業パーソンもしかり。口では謙遜しても内面は「1番」で忙しいはずです。

逆に何かのランキングで下位の人は、いい悪いは別として、やはり下位でもいいという考えをもっているものです。少なくとも下位を目指して上位に付ける人はいないでしょう。

 

一時だけを切り取れば、結果と内面は一致しない場合はあれど、中・長期的にみれば大方一致するというのが私の考えです。

 

足跡には「言動」も含まれます。

乱暴な物言いの人は、そのような内面を持ち合わせ、乱暴に物を扱う人は、そのような内面を持ち合わせると考えます。逆もまた同様です。

 

先述の選考の話に戻しましょう。

「書類」に載っている職務経歴や結果は嘘をつきません。(詐称は除く)

しかし身なりや言動は1回だけでは読み取れません。1回くらいは猫をかぶれます。

それが書類を選考材料の第1とする私の理由でした。

 

次にその「足跡」についてです。

後悔なき「足跡」を付けるには、後悔なき「足跡」を付けられるだけの「思い」「気持ち」「考え」を手前に存在させる必要があります。

 

そのヒントをくれる詩をこれから紹介させていただきます。

作者はナディーン・ステアさん。

書籍はあれど、経歴等は謎、一般人と解されます。

晩年の85歳のときに書かれたとされる詩ですが、世界中の人々に感動をもたらし、今もなおSNS等で紹介されています。

 

この詩はこれからを生きる私たちに、人生の価値、今の価値を問いかけます。

それではどうぞ。

 

「もう一度人生をやり直せるなら・・・


今度はもっと間違いをおかそう。
もっと寛ぎ、もっと肩の力を抜こう。
完璧な人間ではなく、
もっと、もっと、愚かな人間になろう。


この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、
頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。

 

もう一度最初から人生をやり直せるなら・・・


春はもっと早くから裸足になり、
秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランド に乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。

 

もう一度人生をやり直せるなら。
だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制を引き、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・


もっとリラックスしよう、
もっとシンプルに生きよう、
たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、
人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。」

 

ナディーン・ステア

 

引用・参考文献

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私はこの詩を読み、愛ある「足跡」を自分の人生に付けたいと思いました。

 

こんな名言があります。

 「一生を終えて後に残るものは、 われわれが集めたものではなく、われわれが与えたものである。」


by ジェラール・シャンドリ(ショドリー)

 

「愛」があれば、もらったり集めたりだけでなく、与える側にもなれるため、その選択肢の幅が豊かさにつながると思うからです。

 

「愛」といってもさまざまな「形」がありますが、そのときそのときの最善愛を自分なりに取ることができたら素敵ではないでしょうか。きっと後悔はないと思います。

 

そのためには自分に余裕が必要です。与えるばかりでなく、もらうことも集めることも自分や周りが楽しめ、心の余裕につながるならおおいにけっこうと考えます。

 

ステアさんの詩を読み、あなたはいかがお感じになりましたか?

どのような「思い」「気持ち」「考え」を育みたいと思いましたか?

 

価値観は人それぞれで、あなたの人生はあなただけのものです。

あなたの価値観で、納得のいく足跡を今日に刻んでいただきたい。そうすることでしか本当の意味での明日を迎えられないと思うからです。

 

あなたの今日の言動(行動)が、「足跡」が、明日ひいては85歳の満足につながることを祈念します。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。