今日と希望
どのような人が未来に希望をもてるのでしょうか?
書籍『オオクシ 未来への挑戦 「思い」の経営』で、著者の神渡良平さんが「希望」について言及されていましたので、一部抜粋します。
「未来に対して布石を打っている人にとっては、これからやってくる未来は希望です。現状はいかに苦しくとも、未来に希望を見出せます」
そして(株)オオクシ(ヘアカットサロンを多店舗展開)の大串社長にも触れていきます。
「未来を切り開いてくれる人材を育てておくことは、戦略家に欠かせない役割です。大串社長もそう思って、平成28年2月、次期店長候補を育てる導照塾(どうしょうじゅく)を始めました。近い将来店長のポストにつくために準備できるというのは希望です」
準備・布石が希望を生み出すというわけです。
畑作には大きく「種まき」「肥料」「収穫」の3つのサイクルがあります。
あなたがいま、畑作でいう「収穫」の時期なら、その「収穫」をおおいに楽しんでいただきたい。それが "生きていてよかった" という人生の実感で感謝なのですから。
しかしいつまでも収穫するばかりでは、やがて収穫できない「今日」が訪れます。そうならないように今日に「種まき」「肥料」の要素を植え込む必要がある、しかしそれはあまり楽しい作業ではなかったりする、だから疎かにしてしまいがち。
「種まき」「肥料」=「準備」「布石」。
面倒なことが多く、それでいて実現するかどうかもわからない。だからこそ「希望」。
その「希望」を創れるものは、あなたの今日の準備、布石だけ。その打ち込み如何で、実現度も変わる。
今日は今日のためだけにあらず。
ちょっと面倒でも、ルーティーンでも、淡白でも、そこに希望を目一杯抱き、さらに希望の先にまで想いを馳せる・・
時間軸を長くとった「今日」は不安も希望も大きくなります。
希望にフォーカスしましょう。
今日に希望を持ちましょう。
そのために、準備・布石を今日に!
引用・参考文献