至極のひととき
一日を、人生を頑張る人ほど、"至極のひととき" が大事になります。
ニュアンスとしては、7つの習慣でいう「木こりの挿話」です。ご存じない方に少しだけ解説をします。
木こりさんが毎日一生懸命に木を削っています。木を削るのに必要なノコギリの刃がボロボロになっても、それでも削り続けます。
しかし刃がボロボロのままで木を削っても効率が悪いですし、刃が欠けていることによって思わぬ怪我をしてしまうこともあります。
そのとき大切なのは何をすることでしょう?
そう "刃を研ぐ" ことです。
7つの習慣では上記の挿話に、アメリカ大統領のエイブラハム・リンカーンの言葉を添えています。
「木を切るのに8時間与えられたら、私は斧を研ぐのに6時間を費やす」
この挿話の "斧を研ぐ時間" を人間の営みに置き換えると "至極のひととき" になろうかと思います。体(身体)を癒すことも大事ですが、ここでは心を癒すことにスポットを当てます。
"至極のひととき" を特定するのに大切なことは、きちんと自己分析をすることです。自分に素直になることです。
人と比べてではなく、人からどう見られるかではなくて、本当に自分の心がリラックスすること、そのことを考えるだけでテンションが回復したり上がったりすること。
それがすごく大事!
そういったことを自分の中で見つけ、自分だけの楽しみとして1日単位、1週間単位、1か月単位、1年単位で実行するのです。喜怒哀楽を超越し包み込める時間、心を前向きに晴れやかにできる時間、そういった時間と自分です。
営業コンサルタントで有名な和田裕美さんも下記のように仰っています。
「 "今日はさぼっちゃおう!" と決めてわくわくするようなことだけに1日使ってもいいのだと思うのです。ゆるすぎてもダメだけれど、キツく閉めすぎて "楽しむ" ことを忘れてはいけないのです」
湯船に浸かる、お酒を飲む、食べたい食事を味わう、映画やドラマを観る、旅行に行く、温泉(銭湯)に行く、マッサージに行く、作品作りをする、コレクションを集める、自然スポットに行く、スポーツで汗をかく、友達とワイワイする、・・・
何でもいいと思います。自分だけの至極(極上)の時間を見つけ実行してください。
きっとあなたは遠くまで行けます。
引用・参考文献