交感・副交感神経の割合
通常、仕事が忙しいとき、用事が立て込んでいるとき、私たちは瞑想の時間など取っていられないと考えます。食事抜きなどが典型例。
しかしかつてのマハトマ・ガンジー氏は独立自治国家インドの建設に向けた遊説の最中(さなか)にこう言ったそうです。
「今日は仕事が山ほどあるから、黙想の時間がいつもの倍必要だ」
私は瞑想としましたが、ガンジー氏は黙想という言葉を使います。仕事の忙しさに使う神経が「交感神経」なら、黙想は「副交感神経」を優位にさせます。この両者のバランスは、睡眠時間を省けば、イメージとして「8:2」「7:3」くらいがベターなのではないでしょうか。
つまりいつもより仕事量が多いなら、その分、応分に休憩時間や瞑想時間を多く取ることで、両者の割合を「8:2」「7:3」に調整するというわけです。
ホリエモンこと堀江貴文氏は受験勉強時代に、睡眠時間だけは削らなかったという話はよくされます。これも勉強時間を「交感神経」としたならば、睡眠時間の「副交感神経」をいつもと同じ割合に調整したと言えます。
幼少の子供は健やかに成長しますが、それは「よく遊び、よく眠る」を地で行くからでしょう。日中は公園の砂場やお友達同士で大はしゃぎ、夜は21時か22時くらいでストンと深い眠りに落ちます。
この両者のバランスは、ガンジー氏は1日単位で仰いましたが、1日では難しいこともあると思います。その場合は、3日や1週間単位で、忙しさを拭える休息(休日)をきちんと設け、心を仕事(忙しさ)以外の時間で有意義化させることが大切に思います。それは体(身体)だけでなく、心のバランスにもつながります。心のバランスはモチベーションの維持継続と密接に関係します。
私も毎日入浴時間は1時間ほど取り、ゆっくり湯船に浸かる時間を大切にします。友人や職場の人に聞いても、一人暮らしの人ほど、シャワーで済ます人が多い傾向にありますが、私は副交感神経を無意識に求めるのか、湯船に浸かれば、すべてがリセットされ、心身ともにリラックスする感覚を覚えます。
幸い最近は働き方改革により、会社員に「ある一定の有給消化」が義務付けられました。その有給を目一杯有意義に使い、交感神経・副交感神経のバランスを(個々人の適切なスパンで)大切にしていただきたいと願います。結局それが長続きの秘訣に思いますし、長続きの中にチャンスや機会、希望が巡ってくると考えるからです。
あなたはいかがお感じになりますか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。