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断捨離ズム

前回の記事「断捨離=過去との決別」はいかがでしたでしょうか。過去に浸るノスタルジーは、副交感神経を増やし心を癒す効果があることが各種の実験で認められています。ですから私も懐かしい音楽を聴いたり、思い出を甦らせたりすることはよくあります。しかしそれは今を充実させ、未来をより良くするための切り替えスイッチみたいなもので、もっといい思い出を作ることが命の尊さに貢献するものと考えます。

 

あるミニマリストの本を読んでいたら、おもしろい表現に出会いました。それは「過去に浸ることは、海底に沈む錨(いかり)にしがみつくようなもの」という部分です。船を漕いだことや乗ったことがある人ならわかると思いますが、「錨(いかり)をおろす」と言って船を停泊させるときに使ったりします。船をその位置から流れないようにするため 錨(いかり)を下ろすわけですが、私たちは未来に向かって雄々しく生きる生き物、錨(いかり)を下ろしている場合ではありません。いつまでも終わったことにしがみつき、今を食いつぶしては今に申し訳が立ちません。何十年も前にヒットした曲だけで今も食いつないでいる歌手がいたら、その歌手を私は魅力的に感じません。

 

フットワーク軽く、仕事にプライベートに活性化するには、日々の断捨離が欠かせません。モノが主役ではなく、自らが主役だからです。自らが動くスペースを自宅に確保すべきで、モノを置くスペースが主ではありません。

 

私も悩みながら迷いながら捨てる作業をしていますが、実は捨てるから未来が始まるのです。確固たる未来があるから捨てられると思うかもしれませんが、人間そんなに強くありません。一部の人はその部類かもしれませんが、大半は凡人です。凡人が未来に覚醒するには、捨てるという行為なしには難しいと思います。私も捨ててみて初めてわかったことです。

 

脳神経でいう「作業興奮」です、作業をしていて気持ちが乗ってくるわけで、捨てて未来への気分が乗ってきます。そして何より「大事なことの見極め」がなされます。あれもこれもではただの総花でいくら時間があっても足りません。自分は本当は何がしたいのか。何が欲しいのか。その答えは「感情」ですが、モノを経ないとGETできない感情なのか、なくてもできるのか、そういった整理が毎日に必要です。

 

約1年を通してわかったことは、断捨離は「ism」にしないと意味がないということ。言い方を変えれば「ライフスタイル」の変革です。ミニマリストミニマリズムといっしょで、その人を象徴する生き方の根本に断捨離思想が据えられてなんぼです。

 

断捨離ズムとミニマリズムの違いは、実は私は同じ意味をもっています。ただミニマリズムは(世間的には)極端や極限なイメージがありますので、控えめに断捨離ズムとしただけです。常にモノを少なく、経験や体験を重視する思想は(両者とも)共通で、私はそんな生き方が令和に向いていると思います。

 

断捨離ズム

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。