成果を上げる人の共通点
成果を上げる人の共通点を知の巨人と言われた経営学者:ピーター・F・ドラッカー氏は次のように仰います。
「時間には限りがあると認識できる人」
もちろん、これだけではないと思いますが、ドラッカー氏はたくさんの成果を上げる人、上げない人を見てきた結果、この観点が押し並べて大事と理解されたということです。
時間に限りがあるなら、その時間をどう使っていくのがベターなのか。そう考えるときに私は100点主義を捨てることが大事と考えます。
時間には限りがあるならその時間で最善の結果に持っていくしかない。その最善が70点なら70点がある種100点です。その100点を取れたなら、自分や自分たちをきちんと褒める、そういう割り切りが次にいい感じで繋げられます。そして次があれば、次でまた点数を上げていけばいいのです。
なんでも完璧にしようとするのは、偏差値40の受験生が3ヶ月の勉強で東大に合格しようとするようなものです。現状がまったく見えていません。
そこでドラッカー氏は限られた時間で最善の結果を出すために、何をすべきかも添えています。
それが「現状把握」。
いま現在 時間がどのように使われているのか、まずそれを認識せよ というわけです。
現状を洗い出し、現在地を確認したら次に何をするのか?
ドラッカー氏は「時間のかたまり」をつくれと言います。細切れ時間は集中して事にあたるに生産的ではないと。
確かに時間が10分、20分しかなければ、ちょうど乗ってきたときに中断を余儀なくされます。しかし60分、70分あったなら乗ってきた後の生産性を確保できます。もっと時間があったらできたであろう生産性を拾えないのが細切れ時間。
まとめましょう。
1. 時間には限りがあると強く認識する
2. 現状把握(現状の洗い出し)
3.「時間のかたまり」をつくる
この順番が限られた資源である時間を最大限に活用できるとドラッカー氏は説かれ、最大限に活用できるから、成果を叩き出すことができるということです。
お金の使い方が上手な人がお金を増やしていけるように、時間の使い方が上手な人が成果を出していけるということでしょう。
そして最後に私から。
あなたはどんな成果を上げたいですか?
引用・参考文献