時間管理の一例
時間管理の方法をレクチャーしている書籍等はたくさんありますが、その中で私が自分で実践し “確かに!“ と肌身で感じられた方法を紹介します。
今回は「家を出る時間」について。
あなたが何かの約束があって外出するとき、約束の時間から逆算して電車の乗車時刻、家を出る時間、起床時間等を決めると思います。
もちろんざっくばらんに流れに任せる人もいるかもしれませんが、そういった方も含め余裕をもって家を出られるコツがあります。
それが次の2点です。
1.「家を出る時間」を明確に決める
2. それまでのプロセスにも時間を明確に決める
おそらくあなたに斬新なのは2. の方だと思います。
例えば約束の時間から逆算して、家を出る時間を朝10時と決めたとします。この10時をまず細かく10:00と認識します。
そして大方の人は起床時間から家を出る時間までのやるべき事や流れは決まっていると思います。ここでは一応決まっていることを前提に進めます。
やるべき事の中に朝食、シャワー、着替え、化粧等があれば、その項目すべてか、一つか二つでもかまわないのでその項目のデッドライン時刻を設定し認識しておくのです。
シャワーの時間が長引けば、食事の時間が長引けば、その分どこかで帳尻を合わせなければいけません。この帳尻合わせや調整感覚を自分にもたせることが重要なのです。
遅刻する人や余裕なく焦ってしまう人は、途中の修正感覚を持ち合わせていないことが原因と私は考えます。
設定時刻を「家を出る時間」の一点のみで安心せず、食事、シャワー、トイレ、洗顔、着替え、化粧等、各途中経過 の多点にデッドライン時刻を設定し、都度に達成または修正を捉えます。焦るなら途中経過の早い段階で焦ってください。これが家を出る時間にきっちり間に合わせられる秘訣です。
まとめます。
家を出る時間に間に合わせる方法は、家を出る時間の設定だけにとどまらず、途中経過の各項目にもデッドライン時刻を設定し認識すること。遅れればすぐに次か次の項目に帳尻を合わせられるよう、調整すること。
至極当たり前のことを声高に叫んでるだけと思われるかもしれませんが、出勤となればほぼ毎日のこと。この毎日を疎かにせずモノにしていけば、それが習慣となり、他の様々なことに自然と応用されるはず。
こういう一つ一つの取り組みが、実は日常を変えていく原因になるのだと思います。
休むときは休み、約束は約束でメリハリをもち、約束事はタイムプレッシャーを浴び、浴びることで実は逆に心に余裕を持たせられる、そんな不思議な感覚を覚えていただけることをお勧めします。