投資信託「毎日積立」のススメ
私は最近個別株の投資に頭を巡らしていました。しかし結局それは止めることにし、表題の「毎日積立」にチェンジしました。
私が個別株に関心を寄せたのは、半導体関連株が急落し、逆張りを狙ってのことです。しかし毎日のように上下する株価に的確な判断がもてず、時間と神経の無駄遣いであることを悟りました。
それならば私が買いたい株に投資している投資信託に「毎日積立」をする方がよほど効率的ということで、すぐさまあらゆる投資信託をリサーチし、数十種類の投資信託に数百円くらいで「毎日積立」を設定しました。
なぜ「毎日」なのかというと、詳細は省きますが、「毎月」と比べて0.01%~1.8%くらいリターンが高いためです。(積立期間や種類により変わります)
そして投資信託は何千種類とありますが一日100円から設定できるため、リスクを応分に減らせる点も見逃せません。例えばハイリスク・ハイリターンに挑戦したい人なら、予算が毎月3万円あるとして、1万円だけそのハイリスク・ハイリターンのファンドに投じるのです。1万円を23日で割ると、434円くらいです。毎日ハイリスク・ハイリターンのファンドに434円投じるのです。そして残りの2万円で堅実なインデックスファンドに投じるのです。大事なのはトータルリターンの最大化を冷静に考えること。ギャンブルではありませんので、落ち着いて冷静に戦略を練るのです。
さらにリスク分散を加速してみます。先ほどのハイリスク・ハイリターンのファンドに一日434円を投じると言いました。そこにハイリスク・ハイリターンのファンドを1種類から3種類に増やし(つまり2種類を追加する)、1種類ずつに144円(434円÷3)を(毎日)投じるのです。
このようにせっかく最低積立金額が100円/日なのですから、それを有効に活用しない手はありません。しかし投じたくないファンドにまで細分化させる必要はなく、投じたいファンドが数少ないならそこに1万円でも10万円でも投じればいいのです。
ところで現在は投資のタイミングとして適切なのでしょうか?
米国株がちょうど一時の下落から息を吹き返し始めているところとみます。堅調にいけば右肩上がりの回復が見込めます。しかしインフレの高止まりが十分に解消できない可能性もあるため、1年や2年は見越して、毎日 時間分散を行えるだけの積立余力は確保したいところです。積立余力の確保というのは、1年や2年は「毎日積立」を継続できる資金で行う必要があるということです。
一発逆転を狙ったり、大勝を狙う気持ちはわかります。私も個別株のほうがリターンが見込めると思い、下心むき出しでタイミングを狙いましたが、問題なのはタイミングを狙っている時間と労力がもったいないということです。
あらゆる先達が自己投資をすすめるように、本業でもない私たちが毎朝株価を気にして他のことに集中を割けないというのはどこか間違っています。株価の動向に神経をすり減らさなければならないのは、それを本業としている機関投資家やファンドマネージャーです。せっかくそれらの人がいるのに、それらの人を活用しないのは、自分の成長力を無駄にすることと等しいです。
さらに申すと、個別株を買ったら買ったで、その次は買った後も(株価の)動向が気になります。今度は売り時を探ったり、下落したならやきもきして上がることを祈るだけ。その時間でもっとやれることがあったでしょ・・と後悔しても後の祭りです。
そのようなことを考えると、投資信託というのは本当に素晴らしい投資商品だと思います。「毎月」でも十分だったのに「毎日」にしてくれて、かつ最低設定額が100円です。今はスマホ証券も旺盛ですが、ファンドの種類という点からすると、やはりネット証券に分があります。私はSBI証券を利用していますが、楽天証券でもマネックス証券でもどこでもいいと思います。
結局投資全般からしても、分散投資が一番得策です。金融投資だけに偏らず、自己投資もすれば社会投資もするのです。社会投資というのは遊び仲間や趣味仲間、ボランティア仲間など、人脈を広げて仕事とは関係ない居場所を育むことを指します。私はそこ(社会投資)はまだまだですが、少しずつ人生を彩っていけたらと行動はしています。
投資信託「毎日積立」のススメ
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