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「準備(補充)」の重要性

私は2日前(2020年5月8日)に、数日ぶりに電車に乗りました。その際の改札を通るときに、PASMOの残高が不足していたため、チャージをして通過しました。日常よくある光景です。そこでふと 今年の初頭にある本を読んだことを思い出したのです。

 

その本は 小林弘幸さん著『潜在能力を引き出す「無意識力」が人生を変える』です。中身は1ページごとに項目が分かれいて、その中の1つに "すぐに補充する" があり、それが今回の光景とマッチした具合です。

 

手元に本がないため、書かれていた詳細はわかりかねますが、おそらく「準備や補充を忘れたことで、あわてて処理をしないといけない状態は、自律神経を乱す原因になる」という内容だったと記憶します。

 

今回の私のチャージ不足がまさにその典型的な例。しかし今回はたまたま不足していましたが、普段の私はこのようなことがないように、こまめにチャージします。おそらく久しぶりにチャージ不足だったため、この本の1ページを思い出したのだと推測します。そこで今回のテーマは「準備(補充)」ついてです。

 

まず私の考える「準備(補充)」のメリットは下記の2点です。

 

・約束を守れる

・エネルギーのロスを省ける

・思考の中断を省ける

 

いずれの考察もチャージ不足を例に考えてみます。

 

<約束を守れる>

「チャージ不足で、チャージをしている間に、乗車予定の電車が発車し、結果 遅刻したり約束を守れなかった」という状態を防げます。

 

<エネルギーのロスを省ける>

約束までの時間がギリギリのときを想定します。なんとか乗車予定の電車に間に合わせようと焦りながらチャージし、走って改札をくぐり、走って電車に乗り込めば、相当エネルギーは消耗します。消耗したエネルギーを回復するまでは、落ち着いた思考や生産的な思考は難しいでしょう。

 

<思考の中断を省ける>

私たちは普段、意識するかしないかは別として、さまざまなことを考えたり思い出したりします。そして状況や状態によっては歩きながらそれらをした方が、生産的に働くこともあります。そこでたまたま改札を通過するときに、何か深い考えを巡らせていた場合、チャージ不足で一気にそれが中断されます。そして先述のように、中断から再開まで、数分、数十分と時間を要するでしょう。

 

小林先生は自律神経の乱れとリンクしてお話されましたが、私たちの1日に費やすエネルギーは有限と言われます。その有限を"ちまちま"とどうでもいいロス(準備不足)で無駄にするのはもったいないことです。

 

しからば、いかに準備不足を避けられるかですが、ざっくり言えば「未来の自分を切羽詰まらせない心がけを普段から意識し実行する」ということです。

 

ビジネス啓発書として著名な「7つの習慣(フランクリン・R・コヴィー博士著)」に「時間管理マトリクス」というのものがあります。あなたもご存じだと思います。一応さらっとお伝えすると「時間管理マトリクス」は時間管理を第1領域~第4領域に区分します。それが下記。

 

第1領域:重要かつ緊急

第2領域:重要だが緊急ではない

第3領域:重要ではないが緊急

第4領域:重要でも緊急でもない

 

著者のコヴィー博士は一番重要な領域を「第2領域」と言われます。7つの習慣で読者が一番感銘を受ける点はこの点かもしれません。それだけ私たちは普段に「第1領域」を一番重要な領域と思い込みます。

 

さて、改札を通過する際のチャージ不足の話に戻します。改札口でPASMOをタッチし、残高不足を知らせるピーッという音が鳴った瞬間に「第1領域」が発生します。人によっては「第3領域」かもしれませんが、通常は予定や用事があって乗車すると思います。

 

自律神経を整えるうえでも、いかに「第1領域」ならびに「第3領域」を減らせるかが鍵(カギ)です。それはすなわち「第2領域」で勝負するクセを付けることと同義で、先の「未来の自分を切羽詰まらせない心がけ」は「第2領域」です。

 

たかだかチャージ不足を例にとっていますが、私たちのエネルギー(メンタリストのDAIGOさんはウィルパワーと呼びます)は有限ゆえ、いかにその有限を大事な思考、大事な行動に費やせるかが、1日の質ならびに、明日の質を決定させます。

 

私たちの1日にさほど重要なことはないかもしれません。9割はルーティーンかもしれません。しかし「重要なことは作り出すもの」ならば、準備(補充)不足からくる小さなロスの積み重ねがそれを阻んでいるとも考えられます。

 

逆に「大事」なことを念頭に置かないから、準備(補充)の重要性に気づかいのかもしれません。

 

いずれにしても、私もあなたも「なりたい自分」が存在するなら、時間やエネルギーは可能な限りそれ(第2領域)に費やさなければ到底叶う代物ではないでしょう。思考の中断も時間の中断も、本来気をつけていればなくせるもの。それを問題化し処理するようでは、時間の認識が甘いと言われても仕方がありません。時間の認識が甘いということは「なりたい自分」に対しての本気度も甘いということです。

 

本日は「準備(補充)」について考察しましたが、最後は「なりたい自分」にまで発展しました。時間管理も金銭管理もすべて「なりたい自分」管理と一蓮托生で、どれかひとつだけ突出するというのは考えにくく、すべては一つのように思います。

 

あなたはいかがお考えになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考文献

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