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「負」を回避する力(動機付け)

先日に勝間和代さん(経済評論家)が動画を通して、私たちの「動機付け」についてお話しされました。その内容に私も深く同感したため、ぜひあなたにもお伝えできればと思い、本日はそのお話しです。

 

まず動機付けですが、大きく2種類あります。それは「正」の獲得と「負」を回避する力です。「正」の獲得というと堅苦しいため、ここでは「インセンティブ」とします。

 

要は現状より何らかのプラスアルファを求める力と現状の何らかを失ってしまう力のことです。

 

さて、この両者でどちらの方が力(動機付け)が強いでしょうか? 勝間さんはそれを動画で圧倒的に後者と言われます。

 

それは私たちに現状を維持する力が潜在的に内包されているからです。最近はビジネス系ユーチューバーが増えてきたこともあり、よく"コンフォートゾーン"という言葉を耳にしますが、現状こそまさにコンフォートゾーン(快適空間)です。

 

 

ではなぜ現状を維持する力が動機付けとして強いのか?

 

それは私たちの体内に「体温調整機能」というものが備わっていることと密接に関係します。人間は古(いにしえ)の時代から外的環境から身を守るために、寒ければ尿の排出で体温を高めようとし、熱ければ汗をかくことで体温を下げようとしました。それが「体温調整機能」。そうです、体温調整機能は体温を一定に保とうとする機能のことで、生命維持活動の根幹で、種の保存になくてはならない営みなのです。

 

その体内の生命維持活動として組み込まれる「体温調整機能」が脳の仕組みにも連携され、自然発生的に変化を嫌うように私たちはできているということ。

 

しかしそれを逆手に取ろうというのが本記事のテーマです。では具体的にどう逆手に取るのか?

 

例えば「健康」。今は普通に五体満足で生活できている人も、不摂生を働けば数年後は病院で生活することになるかもしれません。

 

例えば「仕事」。会社では言われたことだけをやり、休日は休息と言ってだらだらと過ごせば、数年後は会社から(合法的に)追い出され、同じ給与水準で生活ができなくなっているかもしれません。

 

この2つのたとえ話に共通することは、現状を壊す「負」が未来に起こることです。がん細胞も毎日蓄積してあるとき、基底膜を破り上皮内がんから悪性がんに変わるように、未来が突然湧いて出てることはありません。

 

つまりは毎日、1日1日が"がん細胞"との戦いなわけです。それと同様、IT社会や人工知能社会、キャッシュレス社会へと毎日変化を遂げる中、その変化は1日1日起こり、その1日1日と自分とをどう戦わせるかということです。

 

ゴミや埃(ほこり)も微量(少量)なら片づけるのは簡単です。微量(少量)なら掃除するのは簡単です。それと同様、「1日」に着目すれば変化も微量(少量)で、その変化に対応する労力も微量(少量)で済みます。

 

あこがれや理想という名のインセンティブを考えるよりも、まずは近い未来に現状の何かが欠けてしまう「負」を回避する力を今日に抱くことを始めてはいかがでしょうか。そちらの方が先決に思います。

 

そしてその「負」を回避する力をもとに今日に取り組めば、その延長線上に、または横展開上に、どんどんインセンティブが開ける気もします。

 

本来インセンティブを狙う思考として、実はこちら(負を回避する力をスタートとする)の方が最短・最善かもしれません。

 

最後に捕捉ですが、私の職場は保険の契約を取るコールセンターなのですが、インセンティブに邁進するオペレーターは1割もいません。8割のオペレーターは"取れたらいいな"くらいで、残りの1~2割は"基本給だけで諦めています。

 

しかしその1~2割のオペレーターも、基本給が危うくなれば途端に基本給を維持しようと頑張ります。オペレーターは契約社員のため、私の職場では実際に半年に1回起こる話です。そんな職場の光景が勝間さんの話に深く同調する原因になりました。

 

大事なことは現状を維持する力(動機付け)を、どう「今日」に結びつけるかです。その一つの私なりの「解」として、現状維持は当たり前ではないということ、そして現状維持からインセンティブへと発展を夢みること、この2点を「今日」に打ち付けることです。

 現状が怠惰にデフォルトされている人ほど、現状維持はたいへんになります。時代は1日1日変化するからで、変化に置いてかれるからです。マスコミはネガティブ情報を振り撒き、それに汚染されるからです。

 

言うは易しですが、私もなんとか奮闘する所存です。ぜひあなたも一緒にがんばってみませんか?

 

本日も最後まで読みいただきありがとうございました。