お金の価値と人生の本質
先日に「お金の価値を心理面から考えることの重要性」という記事を読みました。
自己啓発書やお金や投資にまつわる本に、よくこんなことが書いてあります。
「お金を支払って得たいモノは、モノやサービスそのものではない。それらを通して得たい感情、得られるだろう感情である」
あなたはそのような記述を見聞きしたことはありませんか?
さて冒頭の記事も同様の内容と思い 読んでみると、読み進めるうちは同様でしたが、最後のまとめで著者が言わんとされることは そこではないということがわかりました。
著者は藤田耕司さん(公認会計士・税理士・心理カウンセラー)で、ポイントは次でした。(記事より抜粋)
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しかし、ここまでお話ししてきたとおり、人間にとって本当に大切なのは、「感情を動かす力を持つお金」ではなく、「感情」なのです。ですので、人間にとって人生の一瞬一瞬を最高の感情で過ごすということに勝る価値のあるものはないと言えるでしょう。
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すなわち人生の価値は「感情」にあるため、毎日「感情」に素直になる生活、その価値に気づく大切さを著わしたのだと私は解しました。毎日「感情」に素直になる生活こそ、最高に価値ある人生だと。そしてそれにあなたは気づいていますか?という問いです。
お金の価値を心理面から考えることで、人生そのものの価値があらわになり、それが「感情」であると言っているのだと思います。ということは「感情」こそ人生のバロメーターなわけで、お金はその「感情」を手にする一つの方法に過ぎません。
これは非常に大事な気づきで、私たちの日常の本質を貫きます。
お金を得るために「感情」を二の次にしている人がいるそばで、お金のかからない遊びから自分の得たい「感情」を得ている人がいる、その両者で幸せなのは明らかに後者。しかし私たちは前者側に立ったり、立っているケースが少なからずあるのではないでしょうか?
感情の「色」もさまざまです。
「喜び」「嬉しさ」「豊かさ」「優越感」「勝利感」「達成感」「充実感」「感謝」「感動」「連帯感」「笑い」「おもしろさ」「安心感」「安定感」「癒し(安らぎ」など。探せばもっとあるでしょう。
それらの感情を手にするために、夢や目標があるわけで、どの「感情」を自分は優先し求めるのか、まずはその自己分析です。
夢や目標はたくさんあった方がいいとも言われますが、それは「感情」の色がさまざまにあるところからきているように思います。一つの感情だけ求めても、バランスが悪く歩きにくくなります。それぞれの感情に則した夢(目標)をもち、それぞれに進捗させることが感情的に(バランスよく)歩きやすくなるということ。また多いからいいということもないでしょう。
あなたはいま、どんな「感情」を優先的に求めますか? そしてその次は? そのまた次は?
その「感情」にどんな夢と希望、目標を結びますか?
そのために「今日」は何をしますか?
「感情にスポットを当てた夢 (目標)の棚卸し」
ある種壮大なテーマゆえ、コロナで働き方や生活様式が変わろうとする今こそ、最適な時期かもしれません。求める「感情」は当人の状況や状態で刻々に変わります。まずは今現在の棚卸しと整理、マッチングから始めることが大事です。焦らずにゆっくり紙に起こしてみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事