初挑戦時の心構え
何か新しいことをするときは緊張したり、不安になったりします。自分で決めたこととはいえ、逃げ出したくなるときもあります。
また人知れず苦手なことや不得手なことがあり、そんな対象に遭遇したときは人知れずネガティブな感情が沸き起こります。
私たちは他の人の心は見えません。覗けません。自分の心情は自分にしかわかりません。ですから他の人がなんと言おうと、どう思おうと自分の心情に責任をもてるのは自分だけです。
今回の記事は、人はどうあれ、自分の中の初挑戦や苦手ことにチャレンジするとき、また"ここぞ"というときの心構えについてお話しします。
「花は花弁のすべてを失って果実を見い出す」
by ラビンドラナート・タゴール(インドの詩人〈ノーベル文学賞〉)
"ここぞ"というとき、全体重をかけてその対象に取り組みます。その"ここぞ"は人の数だけサイズも種類も違います。自分がそう思えばそうです。例えば告白やプロポーズ、転職、引っ越し、何かの初参加、結婚式、人前スピーチ、初デート、受験、等々。
他の人にとっては何でないようなことでも自分にとっては緊張の対象というのはよくあります。ですので人は人、自分は自分と割り切りましょう。そして緊張や不安に襲われる自分=ちっぽけな自分をすべて失う覚悟をもつことが大切です。
花弁をすべて失うように、自分をすべて失う。果実は結果。それが成功でも失敗でも貴重な果実、見い出したことを褒めるべきです。
呼吸は吐くのが先、吸うのが後です。チャレンジも失うのが先、見い出すのが後です。失うべきは「可能性だけ残すええかっこしいの自分」。成功・不成功の前に「恥や外聞を避ける自分」を捨て去りましょう。
「流血を厭う者は、これを厭わぬ者によって必ず征服される」
・流血を厭うとは ちっぽけな自分を守ろうとすること
・流血を厭わぬとは ちっぽけな自分を木端微塵(こっぱみじん)にすること
好きな人に告白するということは、フラれる可能性の中に自分を突入させること。
起業するということは、倒産する可能性の中に自分を突入させること。
受験をするということは、不合格を突き付けられる可能性の中に自分を突入させること。
ありとあらゆる「挑戦」はそれが当人にとって大事であればあるほど、流血を避けては通れません。ということは、まずは流血(恥、失敗、落胆・・)を覚悟すること。そこからです。
手近な例でダイエットを用いましょう。"今まで通りの食生活でダイエットができると思うなかれ、本気で体重を落としたいなら、苦しみも辛さもすべて覚悟し、スリムな自分を死ぬ気で獲得しなさい" ということです。
花は私たちに生き方を教えます。
「花は花弁のすべてを失って果実を見い出す」
by ラビンドラナート・タゴール(インドの詩人〈ノーベル文学賞〉)
あなたが初挑戦のとき、苦手なことに挑戦するとき、"ここぞ"というとき、ぜひタゴールの言葉を思い出してください。花の生きざまに感嘆してください。
「すべてを失う覚悟」
これほど爽快なものはなく、この境地に立って初めて勇気も煥発されるのだと思います。何も怖いものはない、成功・失敗を超越した境地、虚心坦懐、神人冥合。
当記事があなたの挑戦ライフの一助になりましたら幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。