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「無駄」を止める勇気

優先順位の一番は、無駄なことを止めることです。よく「人生に無駄なことはない」といったことを聞きますが、それは後付けで、繰り返すルーティーンに無駄なことは都度発生します。例えば寝る前にスマホSNSをダラダラと見たりゲームをしたりすることです。寝る前だけにブルーライトは浴びない方がいいですし、後から振り返っても何も残らない時間に思います。

 

何を隠そう私もその一人でして、1ヵ月前から寝る前にスマホを見るのをピタッとやめました。最初はなんだか寂しい気持ちが募りましたが、1週間もすればとっとと寝入った自分が清々しく思えました。また翌朝にすることを決めて寝る習慣も同時に派生し、今では翌朝の初動をいかに快活にするかを目指して寝るようになっています。

 

日常を効率的にするのは、汚部屋を掃除するのに似ています。まず要らないものを捨て、部屋をスッキリさせることから始まります。何かを始めるから掃除するのではありません。掃除をするから何かを始められるのです。

 

この順番はなかなかピンときません。彼氏ができたからダイエットをするのではなく、ダイエットをしたから彼氏ができたのです。日常の効率化も同様で、無駄なものをなくしたから、よりやりたいものを見えてくるのであり、やりたいものが見えたから無駄をなくせるのではありません。

 

何事も例外はありますが、基本的にはそのパターンが現実です。よく「チャンスは準備をしている人に舞い降りる」といいますが、無駄なことが多い日常に、チャンスを受け入れられるだけの心身は整わないのが通常です。

 

具体例をあげます。例えば私が部屋をすっきりさせ、見た目や体型も整え、自分を凛々しくさせたとします。そんなとき、目の前にとてもタイプな女性が現れました。何かの拍子に話すタイミングがあり、何気に雑談し、波長が合うことがわかりました。勢いでラインの交換を申し出て、晴れてラインで会話もできるようになりました。

 

いっけん、どこにでもあるシチュエーションですが、投資と同じように負ける人は必ず勝つ人と同じだけ、いやそれ以上に多いのが実際です。どういうことかというと、私が汚部屋を放置し、かつ見た目もダメダメ、毎日にパッとしていなかったら、同じようにはいかなかったはずということです。会話も笑顔でできなかったかもしれない、LINE交換も申し出られなかったかもしれない、また断られたかもしれない・・。

 

まず何かの現実が起こっていなくても、自分を指針に無駄をなくすことから始めてみることです。私も今年は部屋の断捨離を進めることを決意し、いまはその途上です。誰からも褒められなくても、誰からも認められなくても、それでもやるというのが自分のためになります。自分で自分を褒められる人、応援できる人が日常の無駄を省けます。

 

まずは「無駄」をやめる勇気をもつこと。無駄を省いたあとのことは二の次です。だらだらと何かをしていたことをやめてもヒマになるだけかもしれません。しかし向上心があれば必ず何かに挑戦したくなります。これまで無駄が挑戦心を閉じ込めていたので、それが解放される感じで、"自分はできる!"と心から思えます。

 

こんな言葉があります。

「良い習慣をつくらなければ、悪い習慣がつくられる」

 

そのとおりだと思います。人は易きに流れる生き物ゆえ、そうなるのは仕方がありません。無駄も同様です。

 

「意識的に無駄を省かなければ、無駄が押し寄せる」

 

だから誰から言われなくても自分で自分を律する必要があるのです。そのために次の言葉が有効です。私はいつもこの言葉を頼りに自分にムチを打っています。

 

「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め」

 

江戸時代の儒学者佐藤一斎の言葉です。自分で自分の足元を照らし、その灯りを頼りにただ進めばいい、そんな言葉です。自分で照らす灯りはどこから来るのか?それは希望であり、志であり、何かを信じる気持ちです。人によっては負けん気や夢かもしれません。

 

この言葉の凄いところは、人とたわむれていても遊んでいても、自分に一燈を捧げれない人はどこか空虚と、暗に言っているところです。それだけ本質的なことということです。

 

無駄は勝手に押し寄せます。無駄に埋もれては新しい可能性に出会えません。今はトンネルの中で出口が見えなくても、無駄をやめる勇気をもち、必ず実行してください。それをしても現実は何も変わらないかもしれません。変わらなくていいのです。水が100度で沸騰するように、積み重ねた先にしか現実はもともと動きません。

 

それよりも自分で自分を褒める習慣を身に着ける方が大切です。人に褒められなくても自分で自分を褒められる人が成長します。そして世界のどこかで多数にそういう人がいるもので、それもごまんといるものです。そんな世界にも思いを馳せたら自分は一人ではないと本当に思えると思います。

 

「無駄」を止める勇気

 

投資も食事もすべてに通じます。タイミングを狙って投資をしてもタイミングがつかめるかは不確定です。不確定なものを素人ががんばってもたかがしれています。それが無駄なのです。食事も添加物やお菓子をやめれば、それだけで健康的な生活の半分以上は満たされます。添加物やお菓子(甘いもの)が無駄なのです。

 

今まで何気に行ってきた習慣を見直すことは勇気が要ります。その勇気を煥発できるのは生きているうちだけです。また病気や高齢になってからでは(煥発しても)遅かったりします。今のあなた(私)しかできないチャンスかもしれないのです。

 

新しい自分に出会うには時間が必要です。今すぐにでも無駄を省き、空いたスペースに深呼吸をしてみてください。深呼吸の中に挑戦心が湧きたつかもしれません。

 

「無駄」を止める勇気

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。