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「ココア・コーヒー」

本日はコーヒーココアをドッキングさせて飲む健康効果をお届けします。まずそれぞれの単体の健康効果を見てみましょう。

 

<コーヒーの健康効果>

本日はカフェインに着目します。カフェインにより交感神経が刺激され、(眠気がさめ)気分がシャキッとします。疲労も減少し、脂肪の代謝も良くなります。また利尿作用の働きで老廃物が排出します。

 

<ココアの健康効果>

カカオポリフェノールに着目します。カカオポリフェノールは血管拡張作用があるため、血圧が下がります。抗酸化作用もあるため、悪玉コレステロール(LDL)の酸化が防がれ、動脈硬化の予防につながります。また同じく抗酸化作用により肌のシミ・シワの予防につながります。

 

ここまでは特に目新しい情報はありません。それぞれ単体で摂取されてけっこうな飲み物です。しかし両者をドッキングさせて初めて生まれる効果があります。それが「集中力の向上」です。なぜでしょうか?

 

それはコーヒーの「活力向上の働き」とココアの「不安を緩和する働き」が融合すれば、「集中力が向上する働き」が生まれると、米国ジョージア大学を始めとする研究チームが明らかにしたからです。実験内容の詳細は記事では触れていませんが、結論はそうなったとのことです。

 

もともとココアには認知能力が向上する働きは証明されていました。認知能力とは難しい問題(課題)を乗り越えようとする問題解決能力のことで、そこにコーヒーの「活力向上の働き」が合わさったことにより、集中力の深さが発現したものと個人的には推測します。

 

コーヒーの香り、ココアの香り、どちらも風味が豊かです。それを融合させても まったく違和感はなく、美味しく召し上がれます。ココアはやはり牛乳で割って飲みたいものですが、コーヒーに混ぜるなら、お湯でもかまわないかもしれません。私は牛乳で割ったココアをベースに、インスタントコーヒーの粉を混ぜてみました。蜂蜜を甘味に加えましたが、とても美味しくいただけました。ぜひご関心がありましたら、お試しいただければと思います。

 

集中力の向上効果が期待できる

「ココア・コーヒー」

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

coffee-station.hariocorp.co.jp

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leonet0702.hatenablog.com

 

人生の目的が生活を健康的にする!

埼玉医科大学総合診療内科の廣岡伸隆氏らの研究グループは、「人生の目的が明確であれば、生活習慣を健康的なものにする傾向がある」ことを「BMC Public Health(2021年4月29日)」に掲載しました。

 

生活習慣の健康度を測る指標として用意されたのは、喫煙や飲酒の有無、運動習慣、食習慣(食品の栄養成分表示ラベルを確認するかなど)、睡眠・休息の満足度、体重管理など11項目です。

 

人生の目的を"生きがい"と呼ぶなら、"生きがい"がある人ほど、未来もそれを享受したいと思い、節制に励むことは容易に想像ができます。それを実際に研究データとして示された功績は大きく、私たちに「いかに"生きがい"を見つけ、感じることが大切か」を突き付けたように思います。つまり健康的に生きたいなら、今日という1日に"生きがい"をもつことを先決とすべし、ということです。

 

この考え方を自然に地で行っている人に、堀江貴文さんがいると思います。数々の著書を読めば、常に"いま"に没入する姿勢、そして未来の"いま"も大切にしたいから、病気の予防につとめる姿勢を如実に著わしています。ある動画では「結局長生きしている人が、歴史に名を馳せている」と言われ、私なりに翻訳をすれば「途中でブイブイ言わせても、途中で病気になれば勢いがなくなり、そういう人は世の中に影響を与えずに終わってしまう」となります。

 

"いま"を大切にし、"生きがい"を同時に感じられる人は、自然と「未来の自分」も大切にしようとし、そこに健康的な生活習慣が生まれるのでしょう。

 

しごく当たり前と言えば当たり前の話ですが、適度な節制をしない人はいっけん、楽しんでいるように見えますが、実は安定感に欠け、楽しさは続けられない事実が散見することも忘れてはなりません。

 

大切なことは、健康的な生活習慣そのものに"生きがい"を見つけること、その創意工夫だと思います。

 

人生の目的が生活を健康的にする!

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

dime.jp

飲酒1日1~2杯でもがんのリスクは高まる!

2021年7月13日、The Lancet Oncology.に掲載されたある研究によると、1日たった1~2杯の飲酒が2020年には10万3000例以上の新規のがんの症例につながったといいます。つまりは、1日1~2杯の飲酒でもがんのリスクを高めるということ。実は以前から飲酒量に限らず、飲酒そのものが、がんのリスクを高めることは言われていましたが、最新の研究で改めて明らかになった形です。

 

アメリカ国立がん研究所によると、身体がアルコールを代謝する過程で毒素が作られ、その毒素ががんのリスクを高めるとのこと。またアルコールを分解するプロセスが消化器官の重要な栄養素の吸収を妨げることから、長期的にそれが続くことで、脳疾患や脳卒中など、別の病気を招く恐れもあると指摘しています。

 

微量の飲酒でもがんのリスクを高めるなら、飲酒の量にリスクは比例するのか?

 

記事では1日6杯以上がもっともリスクが高まると言われ、確かに飲酒の量を減らせば応分にリスクも減らせるといいます。しかし繰り返しになりますが、1日1~2杯に下げても、リスクは付随されるため、飲まないにこしたことはないという結論に行き着きます。

 

私自身は体質的にとてもお酒が弱いため、普段はまったく飲みません。しかしお酒が好きな人は、それを生きがいにする人も多く、果たして精神的なメリットを考慮してもマイナスと言えるのか、メンタル面も含めた総合的な調査が今後に必要に思います。

 

たばこにしろお酒にしろ、常習性がある嗜好物は健康面から必ずやり玉にあげられます。つまり摂らないにこしたことはないと。確かに摂らずにストレスが溜まらないならそれにこしたことはないでしょう。問題はストレスを抱えてしまう人です。まずは飲酒なら量を減らすことから始めて、徐々に0(ゼロ)に近づけてみてはいかがでしょうか。私の友人でも、あんなに酒豪だったのに、今では1滴も飲まないという人がいます。先ほど"生きがい"と言いましたが、実はそれは錯覚で、"飲まない"と決めてしまえばそれはそれで幸福感は変わらないか、むしろ食事が美味しくなった等の、増加する可能性もあります。

 

飲酒1日1~2杯でもがんのリスクは高まる!

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

www.businessinsider.jp

お酢の酢酸の脂肪燃焼効果

お酢を販売している醸造メーカーと言えば?

ミツカン」と、すぐに思い浮かぶ人が多いと思います。そのミツカンホールディングスがお酢を飲んだときの内臓脂肪の燃焼効果を測定しました。

 

調査によると、肥満気味の人が毎日大さじ1杯(約15㎖)のお酢を含む飲料(500㎖)を朝晩2回に分けてとり続けたところ、12週間後には内臓脂肪の数値が平均で約5%下がりました。同時に動脈硬化を進行させる血中中性脂肪も平均で18.2%減少しました。

 

ところで私は今年の6月に次の記事を当ブログに上げました。

leonet0702.hatenablog.com

 そこには、お酢に含まれる「酢酸」の効果に触れていて、代表的な効果に次の3つがあると申しました。

 

・血圧の低下

・血糖値の上昇抑制

・内臓脂肪の減少

 

私はこの3つの効果は健康を維持・予防するうえで最強の効果だと思い、上記を知った2018年から毎日現在に至りお酢を飲み続けています。つい先日に、下の記事を目にしたため、改めて3つの効果の3つ目「内臓脂肪の減少」に着目したしだいです。

love-spo.com

 

お酢に含まれる「酢酸」は、一言で言えば血管を若返らせると言えます。なぜ血圧が下がるかと言えば、「酢酸」が体内に入ると「アデノシン」という物質が作られ、それが血管拡張作用をもたらすからです。血糖値の上昇抑制も内臓脂肪の燃焼も、結果的に血管を傷つけずに済む働きです。今、血管が錆びついている人も、錆びつきそうな人もけっして遅くはありません、「酢酸」の摂取を常習化すれば若返らせることは可能です。少なくとも遅らせることや病気の予防につながることは間違いありません。

 

ではお酢を飲むのに注意点はないのか?

 

それはあります。私が酢酸の3つの効用を知ったのは、以前の記事「酢コーヒー」に書きましたが、林修先生の健康番組を観たためです。そこに出ていた先生は注意点はなく、弱点がないと仰ってましたが、私的には2点あります。

 

・酸で歯が溶けたり口蓋(こうがい)が焼ける

・酸で胃を痛める

 

1つ目の「酸で歯が溶けたりや口蓋が焼ける」ですが、私自身は「口蓋」を酸で焼きました。焼くという表現が適切かどうかはわかりませんが、とにかく口蓋が焼けるように痛むのです。すぐにお酢を(口蓋に)ダイレクトに当てたためと気づき、炎症が治るまでお酢の摂取は控え、回復後に飲み始めました。その際は、お酢の摂取後に、すぐに水で口蓋を舐めるようにゆすぎ、口蓋に当たった酸を水で薄めました。そのときに歯も同時にゆすぎます。そうしたら以前のような現象はなくなりました。(ちなみに口蓋とは上段の歯の裏からのどちんこあたりを覆う口腔内の上段の葉肉のようなところです)

 

2つ目の「酸で胃を痛める」ですが、これはただ薄めて飲めばいいだけです。それでも痛む場合は、食前や空腹時は避け、食後に飲むようにしてください。

 

最後にどうしたらお酢をおいしく飲めるか?です。下の記事にも載っていますが、私の一番のお勧めは牛乳や豆乳に割って飲むことです。ちょうど季節がら冷たい飲み物を求めるため、おいしく飲める時期で、それが継続の要因になると思います。林修先生の番組でも牛乳で割る飲み方が紹介されていて、ゲストの人にも現場で飲んでもらっていました。みな感想として"飲むヨーグルトみたい" とか "これはイケる" と言われていたので、万人受けする飲み方だと思います。ポイントは蜂蜜など適量の甘味を加えることです。甘味を加えても「酢酸」には血糖値の上昇抑制が働くため、血糖値の上昇をそんなに気にしなくてもいい点も良いところです。

 

お酢は安価でどこにでも売られています。穀物酢などは100円以下です。それでいて健康効果はすこぶる高い。このように健康に対するコスパが高いものほど、継続がしやすいもの、ぜひお試しいただきたくお勧めします。ちなみにミツカンが行った調査は「大さじ1杯」を朝晩の2回に分けて飲むというものです、1日大さじ1杯で事足りる点も継続しやすいポイントです。

 

お酢の「酢酸」の脂肪燃焼効果

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

love-spo.com

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leonet0702.hatenablog.com

「ジョギング」を楽しむ方法

私は昨年(2020年)の5月に現在の住まいに引っ越しました。近くに川沿いがあるため、それを機に週に2日ほど「ジョギング」を始めたわけですが、最近はほぼ毎日走っています。そこで私なりに以前から気づいていたことですが、「ジョギング」を少しでも楽しむ方法として本日は「走り方」を紹介します。

 

● 胸を張る

● 腕を振る

 

以上です。以上の2点が私のお勧めするジョギング法です。

 

なぜわざわざこんな方法をお伝えするかというと、それほどまでに「姿勢」は大事だと思っているからです。私自身は上記の2点ができなければ、あまり走りたいと思いません。立つ姿勢、座る姿勢、傾聴姿勢、話す姿勢、等々、すべてに「姿勢」が所作の品(ひん)を映します。が、それだけではありません。実際は当人の健康面やモチベーションにも通じます。

 

私が走っているコースは川沿いのため、同様にランナーはたくさんいます。しかし姿勢はまちまちで、ほとんどの人は腕をほとんど振っていません。また胸を張っている人など皆無です。しかし腕を振ると全身を使って走ることになり、身体にバランスが取れます。また腕と足は連動するため、腕を振ることで足を動かす力が半減されます。「足が疲れたときは腕を振ると良い」と言われる理由がここにあります。(あまり言われませんが・・)

 

また「胸を張る」というのは、前のめりの姿勢から逆に後ろのめりの姿勢にするくらいに、胸を張ります。そうすることで、目線は空に行き、景観がよくなるのと、呼吸が深まります。前のめりはどうしても息を吸いづらくなるため呼吸が浅くなります。後ろのめりはその逆です。

 

もちろん後ろのめりというのは大袈裟な表現で、垂直かやや後ろに偏っているくらいが実際です。しかしイメージとしてのけぞっている感じがするため、そのようなイメージで走られると、呼吸的にも、身体のバランスとしても負担が少なくなり、いつもよりラクに走れます。いつもよりラクに走れれば、「ジョギング」が楽しくなり続けられます。

 

ただしイメージしたらわかりますが、正直格好は悪いです。胸を張って腕を振っている人など、その他のランナーにいません。ですのでそこが気になる方は、人目のつかないコースや、薄暗くなってから走るなどの工夫をされるとよいと思います。また、目線は空にいくと言いましたが、前方の歩行者やランナー、対向の人に目線を配らなければ衝突の危険があるため注意が必要です。

 

最後に私は、川沿いを走ることで、そのロケーションも気に入り「ジョギング」を楽しめています。ついてはロケーションを選べる方はぜひ選んでいただくことをお勧めします。しかしロケーション以外にもジョギングを楽しむ方法として「走り方」「姿勢」があり、あなたの関心の範疇でしたら、ぜひお試しいただければ幸いです。

 

「ジョギング」を楽しむ方法

● 胸を張る

● 腕を振る

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

成長会社のトップ10の条件

日本光電工業副社長でいらっしゃった井原隆一さんの言葉に「成長会社のトップ10の条件」があります。この10の条件が非常に的を射ている気がし、個々人にも当てはまると思い、紹介します。

 

1.自分に厳しい

2.がめつい

3.エリート意識がない

4.洞察力がある

5.物、人に対する感謝の念が強い

6.これでいいと満足しない

7.数字が読める(将来の計算をするのが巧み)

8.厳しい体験の中から自分が成長する糧を見出している

9.独りぼっちになる(反省)

10.天才は一人もいない

 

いかがでしょうか。

 

井原さんは当時に、実際に成長会社のトップ30数人と対談をされたことがあり、そのときに上記共通点を見出されたとのことです。さらに井原さんは深堀りします。

 

どうしたらトップ10の条件をもてるようになるのか?

 

井原さんが導き出した答えは「無私」です。「無私」。自分を捨てるということ。自分の地位や名誉、報酬など、自分の枠組みから離れ、公の心で経営に専念できるか否か、そこが分かれ目と言われます。

 

10年以上も前の話です、有名だったある経営者がこんな言葉を残されています。「経営とは下りエスカレーターを駆け上がるようなもの」。それだけ経営はおもしろくも、たいへんなものということでしょう。私みたいな凡人会社員には到底わからない領域ですが、井原さんの言われることと重ねれば、「自分を捨てない限り、とてもじゃないが、下りエスカレーターを何年も駆け上がることはできない」ということになると思います。

 

私たちの人生におかれましても、何かしらの努力を継続することは本当にたいへんなことです。継続自体がたいへんなのに、努力の継続ともなればなおさらです。しかし「無私(公の心)」があれば、きっとめげずに努力を継続できるのかもしれません。

ぜひ壁にでも張り出し、何度でも拳々服膺したい箴言です。

 

成長会社のトップ10の条件

 

 1.自分に厳しい

2.がめつい

3.エリート意識がない

4.洞察力がある

5.物、人に対する感謝の念が強い

6.これでいいと満足しない

7.数字が読める(将来の計算をするのが巧み)

8.厳しい体験の中から自分が成長する糧を見出している

9.独りぼっちになる(反省)

10.天才は一人もいない

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

「座位時間」と死亡率

京都府立医科大学の小山晃英助教らの研究グループは、生活習慣病予防対の基礎資料の提供を目的とした研究で、座っている時間と死亡率の関係を調べました。

 

結果、座っている時間が長いほど死亡率が増加することがわかりました。また研究成果を発表した座位時間と死亡率の相関関係は、余暇の身体活動量を増やしても抑制されなかったため、長い座位時間が及ぶす死亡率の上昇は運動時間で相殺できるとする既存研究の成果をかき消す形となりました。

 

研究の内容は?

 

研究は、日本人6万4456人を対象に行い、平均7.7年間の追跡調査でデータを取得。データ解析は、国際標準化身体活動質問票をベースとした質問票を用いながら、日中の座位時間の長さと、全死亡率の関係を、高血圧と脂質異常症、糖尿病の3つの生活習慣病の有無に分けて検討しました。

 

その結果、日中の座位時間が2時間増えるごとに、死亡率が15%増加することが判明。生活習慣病の有病者では、高血圧で20%、糖尿病で27%、脂質異常症で18%の死亡率の増加が認められました。

 

さらにです、座位時間と死亡率の関係は、被験対象の3つ全て(高血圧・脂質異常症・糖尿病)保有している人で、42%も死亡率が高くなるなど、生活習慣病保有数に応じて大きくなることも明らかになりました。

 

余暇の運動でこれらの死亡率は相殺できないのか?

 

死亡率を余暇時間中の身体活動の量に応じて、4群に分けて解析。すると、余暇時間の身体活動が増えても、座位時間による死亡率の減少効果は少なかったとのこと。

 

実はノルウェースポーツ科学大学のウルフ・エクランド教授が、座位時間が長いほど早期死亡リスクが高まる研究成果を2019年に発表し、その際に高レベルの身体活動を約1時間継続すると、8時間以上の座位による死亡リスクを除去できることも明らかにしていました。

 

今回の小山晃英助教らの研究結果は、上記のエクランド教授の研究結果に疑問を呈する形となり、今後にますます詳細な研究が課題となる模様です。

 

私も以前から本や動画などで、座位時間の長さが健康に悪影響を及ぼすことは知っていました。私は内勤の仕事ですから、意識しなければ座位時間が長くなりがちです、そこで今でも意識的にこまめに動くようにしています。

 

あなたも普段の生活で座位時間が長いとお感じなら、ぜひこまめに身体を動かし、ストレッチなどを取り入れられることをお勧めします。

 

同じ姿勢を保つだけでも血流は滞るのに、それが座位となればなおさらでしょう。血流と言えは、第2の心臓と呼ばれるふくらはぎを使うことが大事です。心臓から足先まで下流に流れた血液を、また心臓に戻すのは足の裏~ふくらはぎのポンプが必要になります。エコノミークラス症候群はこのポンプの役割が働くなることで起こります。足先まで流れた血流を、再度心臓に戻すのは、自然と行われるように簡単なことではありません。

 また勉強などで頭脳を酷使し過ぎた場合も、脳に大量のグルコースや酸素を運ぶため、血流が増えます。代謝が促され、代謝亢進から熱を帯びます。同時に血流が高ぶる熱を奪い去りますが、酷使すれば血流のそれが追いつかず、正常な機能を失います。「頭を冷やす」という言葉がありますが、休み休みクールダウンさせないと、頭がぼーっとし、思考力が鈍ることはもちろん、全身の疲れへと波及します。

 

水分と酸素、栄養素の補給を適切に行い、全身の血流を円滑にすることが健康の基礎です。この基礎を疎かにし、どこかの部位に負担を重く乗せることは、余暇に運動等で挽回しようと思っても、身体はそのようなメカニズムになっていないと、小山さんらの研究が明らかにしたのかもしれません。

 

病気やケガでも同様です。一度なったらそれから一朝一夕に回復を遂げることは非常に難しく、そもそも病気自体が一朝一夕で起こるものではないからです。最近よく耳にする「若年性認知症」も例外ではありません。徐々に進行すると言われます。

 

平時にどれだけ意識し予防に勤(つと)められるか。目先の成果に邁進するあまり、健康の基礎(全身の血流を良くすること)を忘れては後で悔いても時間は巻き戻せません。

 

「座位時間と死亡率」

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 引用・参考記事

www.zaikei.co.jp