飲酒1日1~2杯でもがんのリスクは高まる!
2021年7月13日、The Lancet Oncology.に掲載されたある研究によると、1日たった1~2杯の飲酒が2020年には10万3000例以上の新規のがんの症例につながったといいます。つまりは、1日1~2杯の飲酒でもがんのリスクを高めるということ。実は以前から飲酒量に限らず、飲酒そのものが、がんのリスクを高めることは言われていましたが、最新の研究で改めて明らかになった形です。
アメリカ国立がん研究所によると、身体がアルコールを代謝する過程で毒素が作られ、その毒素ががんのリスクを高めるとのこと。またアルコールを分解するプロセスが消化器官の重要な栄養素の吸収を妨げることから、長期的にそれが続くことで、脳疾患や脳卒中など、別の病気を招く恐れもあると指摘しています。
微量の飲酒でもがんのリスクを高めるなら、飲酒の量にリスクは比例するのか?
記事では1日6杯以上がもっともリスクが高まると言われ、確かに飲酒の量を減らせば応分にリスクも減らせるといいます。しかし繰り返しになりますが、1日1~2杯に下げても、リスクは付随されるため、飲まないにこしたことはないという結論に行き着きます。
私自身は体質的にとてもお酒が弱いため、普段はまったく飲みません。しかしお酒が好きな人は、それを生きがいにする人も多く、果たして精神的なメリットを考慮してもマイナスと言えるのか、メンタル面も含めた総合的な調査が今後に必要に思います。
たばこにしろお酒にしろ、常習性がある嗜好物は健康面から必ずやり玉にあげられます。つまり摂らないにこしたことはないと。確かに摂らずにストレスが溜まらないならそれにこしたことはないでしょう。問題はストレスを抱えてしまう人です。まずは飲酒なら量を減らすことから始めて、徐々に0(ゼロ)に近づけてみてはいかがでしょうか。私の友人でも、あんなに酒豪だったのに、今では1滴も飲まないという人がいます。先ほど"生きがい"と言いましたが、実はそれは錯覚で、"飲まない"と決めてしまえばそれはそれで幸福感は変わらないか、むしろ食事が美味しくなった等の、増加する可能性もあります。
飲酒1日1~2杯でもがんのリスクは高まる!
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