「やる気」の正体
やる気の正体を語っていくれているのが、営業コンサルタントで有名な和田裕美さんです。和田さんは下記のように仰います。
「やる気=やる+気 です。行動が先で気持ちが後。これがやる気の正体です」
私たちは生身の人間ですから、いつもいつもやる気が漲っているわけではありません。ときに気乗りがしないときや、体調が芳しくないことがあります。
また"やろう" と思っていたことが数時間後、数日後に萎えてしまうケースもあります。このことについては、下記のように仰います。
「すぐ動かず先延ばしにすると、やる気は消滅していきます。だからますます嫌になって何もできなくなるのです」
今回の記事でお伝えしたいことは、やる気というのはやり始めて湧いてくるものということと、やる気の旬は "やろう" と思った瞬間、"やりたい" と思った瞬間にあるということ。この2点です。
もう一度まとめます。
●やる気が起きなくてもやるべきことはやり始める。やる気は自然と湧くこともあるが、原則やり始めることで湧くもの。機械のようにまず着手。
●やる気が起きたときは「やる気のピークは今」「やる気は徐々に消滅するもの」「やる気は徐々に枯渇するもの」を認識し、今のタイミングを逃さない。
後者の捕捉ですが、予定や状況により、今すぐできない対象もありますよね。そのときはできるだけ早く着手する、できるだけ早く手を付ける、できる範囲まで手を付けておく、こういったことを認識し、実行するだけでもまったく結果は違ってきます。
また洋服などの買い物で "欲しい" と思ったときに衝動買いするのは、逆に要注意ということになります。その "欲しい" もやがて萎えていく可能性大ということ。ですので買い物や慎重を要する事柄は、時間を置く冷却期間を設けることが肝要です。
最後にもう一度和田さんのお言葉を紹介し、この記事は終わりにします。
「人は今、空気を吸わないと死にます。やる気は今、使わないとなくなります」
引用・参考文献