心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「幸福」は出会いのなかに

「幸福は出会いのなかに」

 

by 姜尚中政治学者)

 

欧米の個人主義がインターネットによるグローバル化に伴い、日本にも波及し根付きつつある現在さ私もずいぶん人付き合いや友達付き合いが減りました。実家への帰省も年に3回だったのが、今では1回です(笑)

 

冒頭の姜尚中さんは、インターネットやスマートフォンSNS全盛の現代でも幸せは人と人の間にあると説かれます。それが下記の内容。

「人とかかわることには煩わしさもあります。パソコン上でのやりとりのほうが気楽な部分もあるでしょう。でも自分だけの殻に閉じこもり、部屋の中でバーチャルなやりとりをしていても、そこに幸せは落ちてはいない。人間の匂いのない世界に閉じこもっていれば、幸せの匂いを嗅ぎわけられなくなる。人との出会いにたじろがないことです」

 

私はSNSやメール、つまり情報空間の中でも人は(脳を通して)幸せを感じられる生き物だと思っています。実際本を読んだり映画を見たり音楽を聴いて、喜んだり泣いたり癒された経験をお持ちでない人はいないでしょう。前回の記事で紹介した淀川長治さんも映画を通じて人間のいとおしさを知ることができたと仰っています。

 

しかしそれでもやはり直に人と人が触れ合って喜怒哀楽を共にする空間は、情報空間では得られない得も言われぬ一体感、連帯感を享受できます。いや享受させられるといったほうが適切かもしれません。恋も友情も電話やチャットだけで育めたという人はいないのが証左です。

 

物理空間と情報空間、どちらも喜怒哀楽はもたらしますが、人間の幸福ということを考えれば、今はまだ物理空間がベースで情報空間が補完的役割を担っているととらえるのが現実的ではないでしょうか。

 

いつも頻繁に会っているという人を除けば、同窓会や合コンなど緊張や億劫が期待を上回ることもしばしば。しかし8割方、行ってみて良かったとなるのも事実。

幸福の主戦場、幸福の土台を見失ってはいけません。見誤ってはいけません

 "幸福は出会いのなかに" 

 "出会い" にたじろがないことです。そうすれば幸福はあなたのものです

 

 

引用・参考文献

f:id:leonet0702:20190811180947j:plain