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「存在給」ってなに?

ちょっと前に心屋仁之助さん著「マンガで学ぶ 心屋仁之助のお金を引き寄せる体質改善」を読みました。私は心屋さんが本を出していることは知っていましたが、最近まで一度も読んだことはありませんでした。同書は漫画も交っていたこともあり、ちょっと読んでみたしだいです。

 

そこでこんなワードが紹介されていました。

「存在給」

 

存在給?

正直、その解説を読んでも今一つピンときません。そこで彼のブログでも「存在給」について書かれていたため、読んでみた結果、あくまで私なりの理解で紹介させていただきます。

 

人は「収入」と聞くとまっさきにイメージするのが「労働収入」です。しかしこの労働が曲者です。例えば専業主婦は主婦業をしているにもかかわらず、額面的に「収入」が決まっているわけでも、実際にもらっているわけでもありません。しかし月収30万円でも50万円でも、なんなら100万円でももらっていいと心屋さんは言われます。

 

なぜなら人はそこに存在しているだけで価値があるから。それが理由です。心屋さんはその存在価値を高めることが、収入を上げることと同義と言われます。ところで心屋さんはなぜこんな突飛な言葉を思いついたのでしょうか?

 

心屋さんは以前に心理カウンセラーとして地方回りをしていたときに、頑張っている自分と収入が見合わないことに気づき、迷った挙句地方回りを止め、活動を東京だけにしたそうです。すると地方のお客さんの分だけ、集客数は落ちると思いきや、結果は逆。地方からお客さんがどんどん来てくれ、今まで以上に売り上げが上がったそうです。

 

上記の経験は心屋さんにとって いい意味でショックだったのでしょう。おそらくこの経験から "もっと他力を活用していいんだ" という認識が芽生え、それが「存在給」というワードにつながったものと推測します。

 

ですので心屋さんにとっては自分のカウンセリングやセミナーは、地方のお客さんが東京に足を運ぶだけの価値があり、またそれが1時間のカウンセリングに100万円だったとしても、そのビジネスは受け入れるに値するということです。

 

心屋さんの存在給の意味はセルフイメージ(器)とニアリーイコール(≒)なのだと思います。不労所得だろうと、働いていないニートだろうと、親からの仕送りだろうと、得る方法にフォーカスせず、自分はそれだけの存在価値なのだから受け入れればいいというお考え。もらうだけの価値があると思えば、実際に収入はその価値に従って流れ、思えなければ流れてこない、ゆえに収入を上げたいのなら存在給を高めることが肝要、というわけです。

 

存在給を高める方法についても、ブログで少しだけ言及されています。それは「他力」を活用すること。自分の一人馬力に頼らず、もっと人を使って、人に頼ってよし、遠慮することは逆に自分を安く見積もっていることと同様、ということです。

 

不動産からの家賃収入も、株式からの配当金も、よく考えたら「他力」です。不動産も他力、株も他力、人だけが「他力」なのではありません。そして他力は自分の存在価値(の認識)に比例します。もったいないのは次のような状態です。

 

・周囲がその人に協力してもいいと思っているのに、一人馬力に固執してしまう

 

・お客さんは東京に足を運んでいいと思っているのに、それは申し訳ないと移動や準備に時間と労力を費やしてしまう

 

・お客さんは300円で買ってもいいと思っている商品を、申し訳ないと思い100円で売ってしまう

 

・相手も好意を示しているのに、自分なんか・・と告白をせずに終わってしまう

 

 

他にもいろいろありそうですが、すべては「価値」の認識に起因します。私流で言えば「セルフイメージ」。本記事で申し上げたいことはシンプルです。

 

「成功も幸福も、どんどん(無限に)受け取っていいのです。だってあなたはそれだけの価値があるのですから」

 

流入経路を限定しないでください。使えるものはすべて使って、あなたを幸せにしてあげてください。あなたが幸せになることが「利他」へのファーストステップ。すべての人、すべての道具、すべてのツールはあなたの幸せに使われたがっています。資本主義経済もそのようにして秩序が保たれると、かのアダム・スミス(経済学の父)も言われました。それが「神の見えざる手」です。

 

セルフイメージ(存在給)の低下は機会損失を招きます。機会を捉えられることが、人間にとって無上の喜び。本記事があなたのセルフイメージ(存在給)の向上のきっかけとしていただけましたら幸いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考文献

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