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「集団・行動・モノ」を褒める

 2019年7月に発売になった星渉さんの著書「神トーーク」に「人間の脳は主語を理解できない」という話があります。

 

どういうことかと言うと、私たちは私たちが所属(付属)する「集団」「行動」「モノ」を"好き"と言われると、自分のことが"好き"と言われていると勘違いをする性質があるということです。

 

もちろん受け手側の性質の個人差はあると思いますが、大方 傾向としては備わっているのだと思います。例えば次のような感じです。

 

・(Aさんの)そのバッグ、素敵ですね!

・(Aさんの)その髪型、最近の流行りですよね!

・(Aさんの通ってる)ホットヨガ、流行ってるらしいですね!

・(Aさんは、)Go To Eatを使い倒してますね!

など

 

一番いいのは、あなたもお気づきの通り、Aさんと「集団・行動・モノ」を結び付けて、褒めたり話題にすることです。しかし実際はけっこう照れくさかったりします。そこで「集団」「行動」「モノ」をそれ単体で褒めるのです。むりやりAさんと結び付けなくても、自分が素直に"いいな"と思ったら、それ単体を褒めればいいのです。

 

実際に私も普段からそれをやっているのですが、「集団・行動・モノ」を単体で褒めたり話題にすることは、運動で言えば「準備運動」に当たります。

 

準備運動をしながら、体が温まってきて調子が良ければ、Aさんと途中で結びつけるのです。Aさんのリアクションがそこまでであれば、準備運動止まりでいいのです。

 

私の体験から、仮にAさんのリアクションがそこまでであっても、Aさんの所属(付属)する「集団・行動・モノ」を褒められて、悪い気を起こす人はいません。ただしむりやり褒めたり、いいと思っていないのに好かれようと褒めるのは、不自然さが否めませんのでやめた方がいいと思います。

 

Aさんと近しい間柄(あいだがら)でも、Aさんと結び付けて褒めることに照れが生じる場合はあります。そんなときは、所属(付属)物を素直に褒めることが自然な入り方で、双方の気分が良くなる"やりとり"を迎えられると思います。

 

最後に私からの捕捉です。

私は人を褒めるという行為は、ファッションと同様、「自分のため」と思うことが秘訣になると考えます。

 

相手のリアクションを考えるから、いちいち面倒くさくなるのです。相手のリアクションがどうあれ、AさんならAさんを褒めた自分がなんだか気持ちいい、そんな感じが継続を自然なものとすると思います。

 

話しが少し飛びますが、人のウィルパワー(意志注意力)は有限と言われます。スティーブ・ジョブズ氏やマーク・ザッカーバーグ氏のファッションで有名な話ですが、服選びに有限のウィルパワーを割くことは、彼らにとって優先順位が低いということです。

 

それと同様、「褒める」という行為も、毎回いちいち 労力(ウィルパワー)を割かれるのなら、もうそれは習慣化しづらい行為となるでしょう。しかし星さんも言われていますが、所属(付属)物を褒めることを繰り返すことで、"好意"の効果はより発揮されます。また繰り返しが"この人は、物事のいいところを見ようとする人なんだ"という人間的魅力にもつながります。

 

ということは、当たり前の話ですが、繰り返しの作用が効果を盤石なものとするわけで、そのためには少しでも労力(ウィルパワー)の削減をセーブする必要があり、それが自画自賛(自分のため)というわけです。自画自賛なら相手のリアクションの程度にかかわらず、毎回自己重要感を高められるため、一石二鳥になると思います。

 

相手の「集団・行動・モノ」を褒める

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。