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集中力は時間より「回数」1

2日前にお届けした「発汗と水分補給健康法」はいかがでしたでしょうか。そこで紹介したプロ総合格闘家 青木真也さんの著書「ストロング本能」から本日もお届けします。

 

テーマは「集中力は時間より回数」です。

 

集中力については、さまざまな専門家が語られているため、あなたもお詳しいかもしれません。私はあまり細々(こまごま)したテクニックや方法に終始したくないため、ざっくりおおまかな技法だけを理解し、細かいことはその時に応じて対処します。

 

さて、集中力について、青木さんの見解を見てみます。

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集中力は、続いたとしても15分とかせいぜい30分ぐらいです。格闘技の試合時間もそのくらいです。仕事や勉強で1時間集中しなきゃいけない場面もありますが、そもそも1時間も集中力は持続しません。サッカーの試合時間も前半・後半それぞれ45分です。

 

プロでもせいぜい30分しか続かないので、普通の人は5~10分も続けばいいほうでしょう。だから、「ここぞ」というときだけ集中する意識が大切になってきます。そもそも長く続かないものですし、ずっと続いている集中力は本物ではありません。

 

意識としては、長く集中するのではなく、細切れでいくつもピークをつくるほうがいいのです。

 

つまり集中力というのは、時間よりも回数です。

 

2時間のうちにやり遂げなくてはいけない課題がある場合には、2時間ずっと集中して取り組むのは現実的ではありません。

 

10分集中して、少し休む。また、10分集中して、休む。これを繰り返すほうがパフォーマンスは上がるでしょう。

 

青木真也著「ストロング本能」より抜粋)

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いかがでしょうか。

 

私は医師や専門家が言われるエビデンスやデータも参考にしますが、身体を張って仕事をしている人の体感的見解のほうがどちらかといえば参考になります。

 

私たちも日々、何かに取り組み、集中力とは無縁ではいられません。そこで できたら1日の中で、一番トータル的に集中時間が長くなるようなスタイルを取り入れたい、それが「時間より回数」なのだと思います。

 

毎日暑い日が続いている現在、水分補給も のどが渇いてからではなく、のどが渇いてなくても、こまめに少量ずつ飲むことが、水分を消失しなくて済む最良の方法と言われたりもします。

 

集中力に置き替えると、集中を切らしてからより、切らす前に休憩をとった方が効率がいいのでは?ということです。

 

今の時期、エアコンも付けたり消したりするよりも、つけっぱなしの方が電気代が安いと言われます。それも同様で、エンジンのかけなおし(0から1)が一番労力(エネルギー)を必要とするため、1日全体のウィルパワー(意志力)はそこで消費してしまいます。

 

しかし集中力がピークあたりかピークよりやや下がったくらいで休憩を取れば、エンジンのかけなおしは最小限の労力(エネルギー)で済みます。すなわちウィルパワー(意志力)も最小限の消費で済むということ。ピーク付近で止めるから、またピークに入りやすくなるわけです。

 

上述で、青木さんは10分の集中を繰り返すことを推奨されましたが、ここで重要なポイントは、あらかじめ休憩ポイントを設定しているということ。疲れたから休むとか、たまたま時計を見たら15分経っていたから休むなど、気まぐれではなく、あらかじめ休憩ポイント(場所)を明確に決めておくのです。

 

「あらかじめ決めておくから集中できる」ということです。

 

10分なら10分、10問なら10問、10ページなら10ページと、終わり(出口)を明示するから、集中力が生まれるというしくみ。

 

青木さんは別の項でサウナと水風呂の事例も紹介されます。この項は集中力とは関係ない項ですが、集中力に通ずる内容のため、以下に抜粋します。

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サウナ12分(冬場は15分)から水風呂を約2分をワンセットとして、それを3,4セット行います。

 

サウナでがんがんに発汗したあとの水風呂が、たまらなく素晴らしい。本能レベルで思考もクリアになります。雑念やストレスを飛ばして、悟りの境地に入るような感覚を覚えることも可能です。

 

(同書より抜粋)

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ポイントはサウナを12分と設定しているところです。ここでは水風呂が休憩にあたります。この水風呂すらも約2分と設定しているところが、またポイントです。休憩時間をダラダラと過ごせば、集中力のピークから遠のく一方です。遠のけばまたエンジンのかけなおしに労力(エネルギー)がかかります。

 

このようにメリハリをつけて、集中と休憩を交互に繰り返す中にも、徐々に全体のウィルパワーは減っていくため、前半は集中時間を10分に設定し、終盤は5分に減らすという作戦も効率的に思います。

 

そして青木さんがサウナと水風呂のセットを3,4セットと決めているように、1日におけるその対象の上がり(出口)もあらかじめ明確に決めておくことが、その対象を好きな状態で終わらせられるポイントです。好きな状態で止めることが、明日へのモチベーションにつながります。

 

「集中力は時間より回数」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

次回も同じテーマでお届けします。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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