「お金持ち」の定義
前回の記事「兵糧主義とは?2」では、FPの深田晶恵さんの著書「30代で知っておきたいお金の習慣」から兵糧意識の理解を深めました。
今回は同書「30代で知っておきたいお金の習慣」に深田さんの考える「お金持ち」の定義が載っていますので、そちらを紹介します。
結論、深田さんの考える「お金持ち」の定義は次です。
「お金の心配をしなくていい人」
・・・
なぜでしょうか?
それは年収が高くてもお金の心配をする人はするからです。
・・・
確かに・・いい得て妙ですね!
ではどうしたら年収とは関係なく、お金の心配をしなくて済むのでしょうか?
深田さんは答えます。
「継続して貯金すること」
この「継続」というのがポイントです。一時(いっとき)では環境やタイミングに左右するため、「継続」を可能とするべきで、そのためには貯金できる「しくみ」が重要と言われます。
「しくみ」については、FPよろしく、「銀行口座を使い分ける」など、細かい提示を出されますが、ここでは割愛します。ベースとなる大まかな3点のみ取り上げます。
・先取り貯金
・保険と住宅ローンの見直し
・継続的な仕事
深田さんはこの3点をベースに細かな「しくみ作り」を語られます。
しかしこの3点、FPが出される書籍ではありがちのため、あなたも聞いたことがあるかもしれません。しかし「わかる」と「できる」はまったく違います。深田さんも結局はそこを切々に訴えます。それほど「わかっているができない」人が多く、だから年収は関係ないのだと言われます。
上記の3点の3点目「継続的な仕事」というのは、老後の年金受給額をできる限り高くすることもそうですが、病気や就労不能になれば、経済的に厳しくなることが避けられないからです。
簡単に言えば「元気に働けて、無駄な出費は抑え、一定額を貯金しつづけられる人」がお金の心配をしなくていい人で、すなわち「お金持ち」ということです。
ただし毎度申し上げることですが、その人の家族形態やニーズ、環境等はさまざまですから、出すべきところで惜しんでは人生の意味が揺らぎます。深田さんも同書でライフイベントに沿い、出費予定を立てられますが、出すべきところで出すことは、ネガティブなことではなく、逆にポジティブなこと。一時(いっとき)に貯金額が減ろうがかまいません。なぜなら貯金額の多寡は人生の意味(価値)ではないからです。人生の意味(価値)は「感情」です。「思い出」です。それを見失っては、逆に何のための「先取り貯金」なのかわかりません。
また、私が当ブログで健康情報をお届けするのは、いつでも元気に働きたいという思いがあるためです。けっして先取り貯金をするためではなく「仕事=生きがい」「仕事=やりがい」という精神性が先に立ちます。先取り貯金はその次です。
なかなかそんな風に思えないというのはごもっともですが、それでも今後の働き方の変容しだいでは、のめり込める仕事が誕生するかもしれません。あの堀江さん(ホリエモン)もいつも言われますね!? "遊びが仕事になる" と(笑) 。よってチャンスを捉える目と準備(健康体)は養っておきたいものです。
「お金持ち=お金の心配をしなくていい人」
それを可能とするのは「継続した貯金」
それを可能とするのは、3点の習慣化。
・先取り貯金
・保険と住宅ローンの見直し
・継続的な仕事
3点の習慣化は「お金持ちは"今日"つくられる」ことを意味します。"今日"をスポイルして「習慣化」は不可能です。この認識の深度が「わかる」と「できる」を分かつ原因になると思うのですが、あなたはいかがお考えになりますか?
「お金持ち=お金の心配をしなくていい人」
(元気に働けて、無駄な出費は抑え、一定額を貯金しつづけられる人)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考文献
深田晶恵著「30代で知っておきたいお金の習慣」