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「天引き投資」のススメ

あなたはこんな話を聞いたことはありませんか?

 

"「お金持ち」は金の卵を産む鶏(にわとり)を飼っている"

 

俗に"お金持ち本"と言われる啓発書によく書いてあることです。ここでいう「金の卵」は利子所得や配当所得、不動産所得や事業所得のことで、「鶏」は金融資産や実物資産を指します。

 

わかりやすい例は不動産でしょう。あなたが無借金の区分マンションを所有していたとしたら、そこから発生する家賃はまるまるあなたのものです。税金は置いておき、区分マンションが鶏で家賃が金の卵です。

 

お金持ちはそういった鶏を何羽も飼っているといいます。そう、一羽だけではなく、何羽もです。区分マンションで言えば10戸も20戸も持ち、なんなら1棟、2棟・・と持っています。不動産所得のレベルを超え、事業所得のレベルです。

 

そんな事例は会社員には無縁と思われるかもしれません。確かに金の卵を産む鶏を1羽でも持てたら毎月の収支はより黒字化し、精神的にも楽になれる気がします。

 

しかし本当にそうでしょうか?

 

学生の頃から振り返ってみましょう。

・部活動でレギュラーになれたら・・

・もう少し偏差値が上がったら・・

難関大学に合格できたら・・

・一流企業に就職できたら・・

・結婚ができたら・・

・子宝に恵まれたら・・

 

上記は一例ですが、似たような事例はいくつも浮かびます。そして私もあなたも何かの事例は享受できたと思います。"その時"はおそらく嬉しかったでしょう。満足で誇らしかったでしょう。

 

しかし数日もすればその状態に慣れてしまい、嬉しさや満足は感じられなくなります。よく言われることです。「金の卵を産む鶏を飼っている」状態も同様ではないでしょうか。

 部活動でレギュラーになったり、一流企業に就職できたことと、「金の卵を産む鶏を飼えたこと」は、同様の心理状態になる気がします。

 

鶏が産み落とす卵だけで生活できるレベルになったとして、何を"生きがい"に生きていくのでしょうか?

 

そうです、ポイントは"生きがい"なのです。

 

それだったら今の私たちにも"生きがい"は見つけられます。会社でもプライベートでも、随所に"生きがい"は落ちていて、かつ作ることもできます。モノづくりでも、情報発信でも、資格マニアでもいいと思います。お金にならないことこそハマれたりします。

 一方、"金の卵を産んでくれる鶏を飼いたい"という気持ちに蓋をすることもありません。念願の不労所得生活、ファイナンシャルインディペンデンス、大いに目指したいものです。

 

そこでようやく本題です。

 

もしあなたが少しでも「お金持ち」を目指したい方でしたら、2021年、ぜひ「天引き投資」をされてみてはいかがでしょうか? 

 

もうされているかもしれません。

 

「天引き貯金」もいいですが、貯金は利息を生みませんので、いまどきは「投資」がベターです。具体的には? ドルコスト平均法を用いた「投資信託」です。毎月に自動積立できる「投信自動積立」です。

 

この"自動積立"というところがポイントです。強制的に銀行口座から引き去るのです。これが「金の卵を産む鶏」を飼える希望となります。そして毎月希望を生みつつ、足元では"生きがい"を模索し、つくり、感じます。

 

人生の本質は先に挙げた"生きがい"なのですから、足元のそれが一番大事で頼りです。そこから目をそらさずに、それでいて希望も忘れない、その希望を「天引き投資」が生んでくれます。

 

そうは言ってもかつかつの生活を余儀なくされる人も出てきます。しかし安心してください。経済的にかつかつでも精神的な満足は生み出せるかもしれません。その塩梅(あんばい)は人によって変わりますが、希望が満足に転化することを前提に、次の話しはとても参考になります。

 

1987年に上映された映画「マルサの女」からです。

 

統括官が言います。

 "どうやったら、あんたみたいに金がつくれるのか?" 

 

調査対象者は答えます。


"あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップ置いて、水、貯めてるとするわね。あんた、喉が渇いたからってまだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ? これ最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。いっぱいになって、溢れて、たれてくるやつ……。これを舐めて我慢するの。そうすりゃコップいっぱいの水は……"

 

私はこの映画を観たわけではありませんが、お金持ちを語るうえで、よく見聞きする有名な話です。ここで大事なのは、少なくともこの調査対象者は、お金持ちになった今でも自制をしているということです。決してコップの水に手を付けない自制心、それを継続しています。

 

では自制をしなくなったら? おそらく転落するでしょう。それほど誘惑の魔力や人間の弱さは計り知れないと推測します。前回の記事『「お金」岩崎彌太郎の至言』でお伝えしたとおりです。

 

「金の卵を産む鶏」を飼えたとしても、(おそらく)自制は必要とされ、かつ"生きがい"が中心になければ幸せな生活とは言えない、そんなところが本記事の主題です。

 

幸い、私もあなたも、今日に"生きがい"は感じられ(なければつくり)、希望(金の卵を産む鶏を飼うこと)も燃やすことができます。その希望を担うのが「天引き投資」。天引き額がコップの水、天引き後の生活費がコップから垂れてくる水です。

 

そんなイメージで、今すでにお金持ちになった気分で生活してみるのも、2021年、悪くないのではないでしょうか。あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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