「お金持ち本」の唯一の活用法
俗に言う「お金持ち本」をあなたは読んだことがありますか?一番有名なところでは「金持ち父さん・貧乏父さん」シリーズだと思います。書店に行けば所狭しと多数のそれらしき本が置いてあります。しかしそれらのどの本を読んでも、おそらくお金持ちにはなれません。なぜなら具体性に欠けるからです。
例えば不動産投資をすることが推奨されていても、属性が低ければ銀行から借入ができません。また利回りや立地などの良物件に出会えなければいけません。金融投資でも今後値上がりする銘柄を当てなければならず、投資信託でも時間をかけなければいけません。
仕事はどうでしょうか?
今の会社で出世は可能か? 可能ならいくら可能か? 無理だったら? 起業をするのか? フリーランスをするのか?
すべてに答えはありません。そして成功も約束されていません。いったいぜんたい何が「お金持ち本」なのでしょうか?こう考えていくと本を読んでも意味がないように思えます。しかし私は唯一活用できる点を見い出しています。それが「モチベーション」です。
私にとって「お金持ち本」は、ノウハウの収集ではなく、モチベーションの獲得が目的です。ですから読み続け、そのはずみで行動し続けるのです。行動だけが現実を変えるわけなので、その行動にアクセスするにはそれなりに勢いが必要です。その勢いをくれるのがモチベーションという名の「お金持ち本」です。
"自分もFIREをしたい!"
"自分も不労所得を手にしたい!"
"自分も老後資金2000万円を貯めたい!"
"自分も独立して、税金を節税したい!" など。
モチベーションなど一瞬で消え失せます。ですが大丈夫です。毎月何冊も何冊も手を変え品を変え出版されますし、別に本でなくてもいいでのす。動画でも雑誌でも、結局はモチベーションが最終目的なので手段は問いません。続けることが大切です。
最後に幻想の話をします。最近は不動産投資や金融投資でFIREを達成したという話を耳にしますが、額面通りを読み取ってはいけません。中身として、仕事の収入があって、そこから生活費を引いた余剰分でコツコツ投資を続けた末の産物です。仕事をまずしっかりさせなければ土台から瓦解します。つまりお金持ちになりたいなら、仕事で収入アップを図らなければなれるわけがないという当たり前の帰結です。
本も動画もタイトルを過激にしなければ売れるわけがないため、どうしてもオーバーな表現が多用されますが、地に足を付けて一歩一歩仕事と生活を整える、私たちはその凡人戦略で毎日を幸せに生きましょう。コツコツこそ堅実に幸福と資産を増やせる方法はないのですから・・。
「お金持ち本」の唯一の活用法
生活の基本となる仕事と、余剰分を投資に回すモチベーションを獲得すること。当たり前のことをコツコツ続けるモチベーションを手に入れること。
あなたはいかがお感じになりますか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。