なぜ"健康"なのか?「人的資本」
直近数回(の記事)にわたり、健康情報をお届けしました。
改めて本日は「なぜ健康なのか?」を探ってまいります。つまりは、なぜ私(leonet0702)は健康情報をお届けするのか?ということです。
言わずもがな、この世を生きるうえで最低限のお金は必要です。そのお金のために、私たちは日々仕事をしています。しかし仕事というものは、ときに"生きがい"や"やりがい"の対象にもなります。60歳や65歳で定年退職し、それ以降に無職の年金生活を送った人たちの一部は、早々に亡くなった人もいると聞きます。理由は先の"生きがい"や"やりがい"が失われたためです。
同じように外に出て仕事をしていた女性が、結婚を機に退職し、育児に専念したり専業主婦になった人もしかりです。
すなわち仕事は生活費のためでもあり、人によっては"生きがい"や"やりがい"の対象にもなるということです。
話しはいったんここで区切ります。
次に私たちの生活全般を支える経済資本を考えます。生活全般というのは、娯楽や趣味を含む豊かな人生を味わう生活基盤を指します。
経済資本は次の3つに分解されます。
・人的資本
・金融資本
・公的資本
それぞれの簡単なイメージです。
・人的資本(仕事、労働収入)
・金融資本(預貯金や投資全般)
・公的資本(国の社会保障制度)
この3つの資本で、どこが一番金銭的にも、幸福的にも、源泉となりえるでしょうか?
あきらかに「人的資本」です。昨今ではNISAやiDeCoなど、金融資本(公的資本)が取り上げられるようになりましたが、人的資本に比べれば微々たるものです。ですので、FXで何倍ものレバレッジをかけて丁半博打をしたり、デイトレードで神経をすり減らしている人たちは、金融資本に目が行き過ぎています。
もちろんこの3つの資本は明確に分かれていそうで、密接に絡み合うこともあります。一時的に公的資本のお世話になることもありますし、金融資本と人的資本がイコールになっている人もいるでしょう。先のデイトレードを生業にする人たちなどです。
ところでお金持ちがよく「自己投資」を勧められることがあります。理由は何でしょうか? それは一番レバレッジをかけられて、かつリターンの率が高いのが「人的資本」と体験から知っているからです。英語を勉強するのも、昨今の副業に勤しむのも、当たれば大きく儲けられます。
当たれば大きく儲けられると言いましたが、当たれば大きく幸福になれるとも言えます。転職の成功は、給料が上がることだけを意味しません。働きがいも含みます。いや、働きがいのほうが成功を意味する要因として大きい気がします。
このように金融資本や公的資本は、正直 経済資本としてはサブ的な位置で、メインはどうしても「人的資本」となります。そして大きなポイントは人的資本に幸福感は密接に関係するということです。ここの部分を少し掘り下げます。
例えば鎌倉投信という投資信託の直販会社があります。鎌倉投信のファンドマネージャーは、外資大手の金融機関で同じくファンドマネージャー業務を担当されていた方です。当時は何兆円という規模の資産運用を任されていましたが、あるとき、車の運転と同様、無意識に神経をすり減らす日々が慢性化し、体が悲鳴をあげてしまいます。すぐに病院に駆けつけると難病の診断が…。この体調不良をきっかけにその会社を退職し、現職の鎌倉投信を立ち上げたという経緯です。鎌倉投信では、当時の資産運用とは真逆の、利益一辺倒ではない、日本において本当になくてはならない会社に投資をし、投資家の皆さんをファンと呼び、ファン投資家と会社が直接触れ合えるコミュニティも定期的に開催します。
このように仕事は生活費のためではあるものの、社内のコミュニケーションや社会貢献、ときに結婚相手や人脈づくりなど、キーな役割ももちます。フリーランスや自営業の人が異業種交流会に行けば、仕事の話しからするでしょう。婚活パーティに行けば"お仕事は何をされているんですか?"と聞かれるでしょう。
23歳から65歳の42年間から得られる収入は、仮に年収400万円の固定でも1億6800万円です。金融資本や公的資本の比ではありません。そして金融資本も公的資本も、基本はこの人的資本から生まれます。
それではこの「人的資本」を担う土台はなんでしょうか?
そうです、「健康」です。現在持病や障害をお持ちの方は、それをベースとした「健康」とお考えください。その今の健康状態を悪化させることは、人的資本から得られる"何か"を悪化させることと同義です。逆に健康状態を良好にすることは、人的資本を成長させられる可能性を高めます。
あなたは「人的資本」に何を期待しますか?
その期待度が明確であればあるほど、その期待度が高ければ高いほど、それが健康意識のバロメーターになります。
鎌倉投信のファンドマネージャーは、当時の外資系金融会社での年収は相当なものだったそうです。その年収の上昇にモチベーションも比例したそうです。しかしそのモチベーションは何兆円という規模の資産運用のプレッシャーを跳ねのけてはくれませんでした。
お金や"何か"もけっこうですが、それを(その成長を)、長期的に担う土台が「健康」である以上、「健康」を損なうことは、お金や"何か"を損なうことにつながります。
人の生活全般を支える経済資本
・人的資本(仕事、労働収入)
・金融資本(預貯金や投資全般)
・公的資本(国の社会保障制度)
いろいろと書きましたが、「健康」は人的資本の土台を超え、経済資本の土台を超え、もはや幸福も何もかも含めた「人生資本」の土台と言えます。そのバロメーターを測る質問が次です。
あなたは「自分と人生」に何を期待しますか?
年末年始も近づいてきました。
この質問に明確に答えられるよう、今一度自己分析に取り組まれてもいいかもしれません。おそらく明確化できたときは、今日の食事(運動)から自律心が芽生えると思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。