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「収支の黒字化」のすすめ

2014年にNISA、2017年にiDeCo(個人型確定拠出年金)、2018年にはつみたてNISAが始まり、投資に興味を持つ人がかなり増えた印象を受けます。もちろん金融庁厚労省としてはそのような狙いがあって非課税制度や所得控除制度を設けたわけですが、投資に興味を持つと同時に、投資に紐づく節約やポイ活なども付随して活気を帯びたように見受けます。

 

さて、本日は「毎月(毎年)の収支」について考察します。

 

結論 私は収支が黒字化すれば、それでまずは御の字と考えます。専門家によっては貯金額を収入の1割や3割といった具体的な数字で語る人もいますが、1円でも黒字になれば、まずは御の字と思うことが精神的な自負として大事に思います。

 

当ブログの読者は、"黒字なんて当たり前" と思われる方が多いかもしれませんが、実は貯金ゼロ世帯の人も少なくないのが実際です。1人暮らしの貯蓄ゼロの世代別割合を見てみます。


●20代 61.0 %
●30代 40.4%
●40代 45.9%
●50代 43.0%
●60代 37.3%

参照元:2017年11月に金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査」より)

 

1人暮らし世帯でこの割合です。私は39歳ですが、30代では10人に6人しか黒字化できていません。そして40代・50代・60代といっけん30代よりは年収が上がってそうな年代でも、30代と同様、貯金ゼロ世帯は40%前後で推移します。

 

これはどの年代でも黒字化する人はするし、しない人はしないということなのでしょうか。実際のところはわかりませんが、まずは「収支の黒字化」にこだわりをもち、黒字化できたことに喝采をあげることが毎月・毎年にハリをもたらす秘訣に思います。

 

1年の中でもその人のライフイベントや季節柄、人付き合い等で毎月の収支はでこぼこになると思います。それで仮に収支に赤字の月が出てもまったく問題ありません。翌月や翌々月で挽回をし、1年のトータルで黒字にもっていけばいいだけの話です。

 

あまり最初からこまごまと考えることは人生を窮屈にさせる気がします。

 

しかし「収支の黒字化」が無理なく習慣化されれば、次のステージとして毎月や年間の黒字額を上げてそれを目指す楽しさに挑戦することは意義なことです。

 

節約もポイ活も楽しく取り組んでなんぼです。楽しいから続けられ、続けられるから結果が出るのです。仮に窮屈や苦労を感じ黒字額を上げたとして、その上げ幅に何か意味があるのでしょうか? 誰かに自慢をするのでしょうか? 

 

明確な目的があり、成し遂げなければならない理由があるのでしたら話は別ですが、そうではなく、ただ黒字額の最大化にこだわり、生活に潤いをなくしてしまっては問題です。なぜならストレスからバーンアウトする危険をはらむからです。

 

前回の記事で私は 小さな階段を登り続けることを勧めましたが、小さな階段だからこそ、登り続けられるわけで、大きな階段(段差の高い階段)は疲れるだけです。疲れれば登ることを止める可能性大で、やめればその対象のベクトルは横向きか下向きになります。

 

小さな(段差の低い)階段なら、登り続けられ、ベクトルは常に上向きです。ベクトルの上向き感が1日(毎日)に楽しさとやる気、前向きさをもたらすものと考えます。

 

銀座まるかん創業者の斎藤一人さんの言葉を見てみましょう。

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お金を貯めようと思って、難しい顔をして貯める人がいますよね。違うの。そうじゃないんです。私は、お金を貯めようとしたことは、一度もありません。貯金をしようと思ったことも、生まれてこのかた、一度もない。

 

入ってくる額よりも、使う額を少なくしていた。そしたら、勝手に貯まってしまったんです。たった、それだけのこと。ものすごく単純な問題なんです。別に、難しいことは何もない。

 

要は、その簡単なことができるかどうかだけ。お金が貯まる人とお金が貯まらない人の違いは、それだけなの。

斎藤一人著「斎藤一人 お金に愛される315の教え」より抜粋)

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生活の潤いにつながる箇所も見ます。

 

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若い人はね、お金なんかあまり貯めちゃダメだよ。それより、一万円ずつ貯めるなら、5千円ずつにしてね。あとの5千円は、会社のためになる本でも読む。それでね、会社へ行ったら、倍働くんです。そうすれば、イヤでも出世するの。

(同書より抜粋)

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節約家の話を聞いていると、節約そのものを楽しんでいる節を感じます。きっとその人は、宝くじが当たっても、大出世を遂げても、スーパーの安売りや特売日に小躍りする性質(たち)は変わらないと思います。

 

もちろん、なかには変貌を遂げる人もいるとは思いますが、節約家は一生節約家でいいのだと思います。例えば20代から節約を楽しみ、それを60代まで続けたら、相当貯まるはずです。ちなみに1人暮らし世帯で貯金が1000万円以上の人の割合は以下です。


●20代 2.3%
●30代 18.5%
●40代 21.4%
●50代 28.4%
●60代 36.1%

参照元:2017年11月に金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査」より)

 

60代の割合が多いのは、年収の多さもありますが、貯金の貯め癖から来ていることが大きい気がします。

節約や貯金を楽しむことは、資産形成において重要な役割を果たしますが、その逆にきちんと使っていくことも人生形成においては大事な気もします。貯めなさ過ぎてもダメで、使い過ぎてもダメ、ちょうどその中間が無理なく両者を充実させられるのではないでしょうか。

 

もう一度斎藤一人さんの話を聞いてみます。

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お金を遣っちゃったっていいんだよ。"ムダ遣いしない心構えを教えて"といわれるけど、ムリなの、そんなこと。その人は、お金を遣いたいんだから。

 

人はね、やりたいっていい出したら、何をいってもダメ。これも自然なんだよね。だから、ムリをしない。自分はそういうことなんだということで、お金を遣っちゃっていい。そのかわり、散々遣っちゃっといて「お金が欲しい」とか「お金がないんだ」とか、そんなことをいっちゃダメ。

 

お金が貯まっている人を見て、妬んだりするようなこともやめたほうがいい。「私は、遣っちゃって楽しいんだから、私の人生はいい人生だ」って、思わなきゃね。

(同書より抜粋)

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無理なく節約や貯金をし、楽しめる範囲でそれを続ける、そのためのファーストステージが「収支の黒字化」と私は考えます。その黒字化に慣れてこれば、セカンドステージとして黒字額のアップを狙ってみる、そのように小さな階段を楽しく前向きに登ることが実際に私がしてきたことで、お勧めの歩み方です。

 

ちなみに現在の私は39歳で独身のため、毎月の黒字額(賞与抜き)は12万円前後です。給与収入は決して多くないため、それに対しての黒字額は高い方だと思いますが、それもこれもすべては「1円の黒字額」を目指したところに起因します。

 

「たった1円でも収支を黒字化する」

「たった1円の黒字額にこだわる」

 

そのこだわりと達成が自負を高ぶらせ、自信となり、明日への希望となります。些少ですが、私は1円の黒字額を今でも気にしますし、今でも嬉しく思います。喜びや嬉しさのハードルは低いほどいいというのが私の率直な考えです。

 

あなたはいかがお考えになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

money-bu-jpx.com

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