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「お金は寂しがりやなんだ」

「お金の特徴」とは?

そう聞かれて、パッと1つや2つ、すぐに答えられる人は少ないと思います。いつもお金のことを考え、お金とともに生きる人でないと、自信をもって答えられないでしょう。

 

先日私は遅ればせながら村上世彰さん著「いま君に伝えたいお金の話」を読みました。村上さんはあなたもご存じ、旧村上ファンド代表でホリエモン時代の寵児ともてはやされた2000年代前半に物言う株主として一躍有名になった方です。その後 2006年にニッポン放送株でインサイダー取引をしたとして逮捕され、シンガポールに移住。長らく表舞台から遠ざかりましたが、2018年に日本国内で活動を再開、現在はボランティア活動に勤(いそ)しまれます。

 

さて、その村上さんですが、お金を語るに十分なキャリアをお持ちです。彼のお父さんが投資家で、幼少のころからお金の教育を施され、中学生の頃には会社「四季報」を読んでいたとか。

 

大学卒業後は通商産業省(現経済産業省)に入省、公務員として約16年間勤務します。その中で日本経済の永続的な成長にはコーポレート・ガバナンスが大切であると実感、村上ファンドを設立します。自らプレーヤーとしてその普及の一翼を担いました。

 

そんな彼が今でも実感として腹落ちしている教訓がこちら。

 

「お金は寂しがりやなんだ」

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僕にお金についていろいろと教えてくれたのは父です。父の一番の口癖は「お金は寂しがりやなんだ」ということ。お金を増やすプロとしてかれこれ20年ほど経ったいまでも、その言葉を思い出し、本当にそうだなと思います。

 

父の説明を借りれば、お金は一人でポツンといるのが嫌いなんだ、と。お金は仲間のいるところに行きたがる。だから一人が二人になり、二人が三人になり・・と仲間がふえはじめると、一気にドドッ、ドドドドドッと集まってくるんだ、と教えてくれました。

(同書から抜粋)

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その教訓を軸に、村上さんは10歳の頃から始めた投資額が、大学卒業時には100倍にまで膨れ上がったそうです。

 

1993年から12年間連続で長者番付の10位以内位置する「銀座まるかん」創業者 斎藤一人さんも同様のことを言われます。

 

 「1円玉の親は5円玉なんだよ。5円玉の親は10円玉。10円玉の親は50円玉で50円玉の親は100円玉なんだよ。親は喜んでるよ。1円玉を大事に拾ってくれてありがとう。親が喜んだら、どうなる?感謝されるよ。感謝されて親が御礼を言いに来てくれるよ。ということは1円玉の親であるお金がどんどん拾った人のところに御礼を言いに来てくれるんだよ。どんどんお金はその人のところに来るんだよ」

 

難しい理論を覚えるより、シンプルな教えを大事に「今日」に実践する。結局はそういう人のほうが伸びるのではないでしょうか。そういう人の方が結果が出るのではないでしょうか。

 

村上さんに話を戻します。世界の人口が76億人とすると、一人が100円寄付すれば、あっという間に7600億円に到達。そうすればエイズなどで苦しんでいる人を組織体系で助けられまれます。一人一人が缶ジュース1本を我慢するだけの額で、命を脅かす恐ろしい病気を根絶し得るのです。

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一人の人間の力は小さくても、集まれば大きな力が生まれます。お金も同じです。お金という道具は、そういう使い方をしたとき、つまりみんなの力を集めて世の中のためになるように生かしたときに、とてつもなく大きな力を発揮し、輝くのです。

(同書より抜粋)

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タレントの杉原杏璃さんも著著「株は夢をかなえる道具」で 、2000万円や3000万円までの到達速度より、それから1億円までの到達速度の方が早かったと当時を振り返ります。「株式投資」という行為は同じでも、働かせられる額が多いほど、リターン額も多くなるからでしょう。

 

最後に世界の長者番付の常連、バークシャー・ハサウェイ社の筆頭株主・会長兼CEOのウォーレン・バフェット氏です。投資や金融業界に身を置く人で、彼を知らない人も少ないと思います。そんな彼は現在いくらの資産を保有するでしょうか? 2019年時で約9兆円と言われます。

 

驚くのはここからです。なんと彼の総資産のほぼすべて(9兆円近く)は、50代以降に築かれているのです。彼は11歳から株式投資を始め、50代以降にようやく花開いたということ。まさに「忍耐の投資家」。投資額にリターンが付き始めた50歳当時、それでも利確(利益確定)せずに持ち続けた結果、お金がお金を加速度的に生みました。

 

こんなことを誰が予想できるでしょう? 誰が予想できたでしょう?

 

バフェット氏は、投資という形で、お金がお金を集め始めるときを、ずっと忍耐したのです。お金が集まり始めれば、どんどん膨らむことを信じたからこそ、その後も売らずに持ち続けたのです。その実体験から放たれる彼の有名な格言がこちら。

 

「株式市場は、忍耐力のない投資家から忍耐力のある投資家に資金を移す場所」

 

バフェット氏ですら、お金を集め始めるまでに相当「忍耐」を強いられ、そのためには「希望」が必要で、彼はバリュー投資という投資学を確信にまで昇華させた勉強量がそれに当たったと見受けられます。 

 

「お金は寂しがりや」

 

お金が集まるまでの忍耐は、心からの「希望」を見出せるかどうかがカギです。その希望の一つに、「お金が集まるところにお金は集まる」を信じることが挙げられます。

 

最後にもう一度村上さんのお言葉。

 

 

「父の説明を借りれば、お金は一人でポツンといるのが嫌いなんだ、と。お金は仲間のいるところに行きたがる。だから一人が二人になり、二人が三人になり・・と仲間がふえはじめると、一気にドドッ、ドドドドドッと集まってくるんだ、と教えてくれました」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

(※バフェット氏の年齢別資産推移がわかります)

gentosha-go.com