心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「一物全体」健康法

私は果物を食べるとき、基本的に皮ごと食べます。さすがにパイナップルなどは無理ですが、最近毎日食べている「キウイフルーツ」は皮ごと食べます。

 

f:id:leonet0702:20200530103904j:plain

なぜ皮ごと食べるのか?

 

それは皮をむくのが面倒くさいということと、面倒くさいことは続かないこと、そして皮に栄養が詰まっているからです。

 

私が初めて皮ごと食べた果物は「りんご」でした。小さいころはよくお母さま方はりんごを"うさぎ"の形に切り、お弁当に入れてくれたものです。私の母親は不器用でしたので"うさぎ"の形はなかったですが、友達のお弁当にはよく入っていました。

f:id:leonet0702:20200628120451j:plain

私が「りんご」を皮ごと食べたときは、皮のかたさとリンゴの実のソフト感、甘酸っぱさとが絶妙に絡み合い、最初にしてまったく抵抗がなかったのを覚えています。その後一人暮らしをするようになってからは、ますます皮をむく面倒くささが先に立ち、皮ごと食らうスタイルが定着します。もちろんそのときは、皮に栄養があることは知ってはいたものの気に留めませんでした。

 

その「りんご」ですが、おそらく果物のなかで一番皮ごと食べるのに抵抗が少ないのではないでしょうか。さて、その「りんご」を例にとり、皮の栄養を考えます。

 

まず「りんご」は皮をむけば、数分・数十分で茶色っぽく変色するのはご存じだと思います。ではなぜ皮をむいたら茶色に変色するのでしょうか? 

f:id:leonet0702:20200628120917j:plain
それは皮に抗酸化作用、防菌効果、創傷治療効果があるからです。細菌やカビ、酸化や害虫に脅かされても腐らないのは、それが理由です。つまり皮が細菌やカビ、酸化や害虫から実を守ってくれている、ということです。(皮がなくなれば途端に守ってくれるものを失うわけなので、茶色っぽく酸化します)

 

これは人間の人体にも同様に働きます。実を守る「皮」こそ、私たちのストレスや酸化等から守ってくれる作用があるということ。

 

これを「一物全体」といいます。皮をむいたら全体ではなくなります。私が摂取する「一物全体」は果物だけではありません。身近なところで「ナッツ」「小魚」があります。ナッツはそれ単体で「一物全体」。小魚もまさに「生き物」そのものです。

 

ある お医者さんがテレビでこんなことを言っていました。

 

「魚のすべてを食べることは、人体を構成する栄養素と同じ種類の、同じ栄養素を、同じ比率で取ることといっしょです」

 

それを聞いてから私は小魚をよく食べるようになりました。まるで「生き物」をそのまま取り込んでいる感じで、生命をいただく感覚を覚えます。ところでなぜ魚は人体を構成する栄養素と同じ種類で同じ栄養素で同じ比率を持ち合わせるのか?

 

それは私たち人間を含めた地球上の生物の祖先は、すべて魚から進化したと言われるからです。よって地球上の生き物の体を形づくっている栄養素は、その種類も比率もほとんど同じと言われます。

 

この「一物全体」は「完全栄養」とも言われます。まぐろも豚も牛も、すべて丸ごと食べられれば「一物全体」完全栄養を摂取できます。しかし実際はデカすぎてヒレやロースなど、部分的にしか摂取できません。これを完全栄養にちなんで「部分栄養」と言います。

 

野菜にも「一物全体」は存在します。大根は上の葉っぱもいただき、にんじんは皮をむかずにいただく、根っこは通常洗いますが、なるべく根っこから頭まで丸ごといただく形です。

 

米粒も白米に精製すれば、栄養は抜けます。玄米は地面に撒けば発芽するように、新たな生命をそこに内包させます。よって玄米は完全栄養。

 

パンも同様で、精製すれば栄養素は抜けます。全粒粉(小麦粉の一種)パンなら小麦についている胚乳と外皮や胚芽も抜かずに済みます。よって全粒粉パンは完全栄養。

 

ざっと見ましたが、もちろん私はすべての食事に徹底しているわけではありません。普通に白米ですし、パンも全粒粉パンを選ぶわけではありません。しかし抵抗せずにできることなら実践するにやぶさかではなく、それが今のところ果物と小魚とナッツということです。

 

3,4年前までは、当たり前のように おやつに煎餅、おやつにチョコ菓子、おやつに菓子パンと取りましたが、今では決まって果物か小魚かナッツです。

 

魚で言えば、小魚が手軽ですが、食卓にも小ぶりなさんまやいわしは焼き魚や煮付けで並びます。そのようなときは、ぜひ頭からしっぽまで、皮ごといただくスタイルで挑戦してみてはいかがでしょうか? 魚も皮に栄養が詰まっています。

 

世の中にはヴィーガンや菜食主義、断食療法など極端な健康法を実践する人もいますが、何事も抵抗なく、手軽に実践できることが継続の秘訣です。私が果物、小魚、ナッツを「一物全体」として完全栄養の摂取が可能なのは、まったく抵抗なく、逆に皮があったほうが歯ごたえ・食べ応えを感じるからです。

 

あなたも抵抗なく、「一物全体(完全栄養)」が実践できる食材がありましたら、その食材だけでも、お試しいただく甲斐は高いと思います。無理をせず、可能な範囲を少しずつ広げるスタイルが私は性に合います。

 

あなたはいかがですか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※果物等を皮ごといただくのに、残留農薬を気にされる方もいらっしゃると思います。物にもよりますが、少なくとも日本国内で生産された野菜や果物は、しっかりと水洗いをすれば、農薬の大半は除去でき、たとえ残留農薬が残ったとしても健康を害する程度ではないと言われます。しかし輸入品はその限りではないため、ご心配な方は皮をむいてお召しになることをお勧めします。

 

f:id:leonet0702:20200628004107j:plain

 

 

f:id:leonet0702:20200628121543j:plain

f:id:leonet0702:20200628122423j:plain