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「貯金・投資」の鉄則

日々のニュースをチェックしていると、相も変わらず貯金や投資、節約などの情報が飛び交っています。最近では日銀による、自宅に保管するタンス預金が過去最高の101兆円(2020年12月末時点)になったという報道がありました。

 

本記事の主題ではありませんが、タンス預金が増えた理由は、やはり巣ごもり生活によるもので、旅行や外食を控えなくならなくなったことが主因とのことです。

 

本記事の主題は『「貯金・投資」の鉄則』について。結論から申し上げると「消費の延期」、それが答えです。

 

ネットを開くたびに、街を歩くたびに、欲しいものに手を伸ばしては、お金が貯まるわけはありません。お金を貯めることの是非は置いておき、お金を貯めたい方には消費を延期する自制心がどうしても必要になります。

 

それを自制と取るか、貯金や投資ができるチャンスと取るか、その違いが成否の分かれ目となります。どうしたらチャンスと取れるか? それはお金を増やしたいという目的意識の明確さがキーです。

 

なぜ貯金をしたいのか?

なぜ投資をしたいのか?

 

その理由の明確さがノウハウやハウツーを超え、最低限は預金、それ以上で投資と変わっていきます。

 

実はこの「消費の延期」を徹底的に実行し、投資で巨万の富を得た人物にウォーレン・バフェット氏がいます。彼の言葉を見てみましょう。

 

「投資とは、消費を延期することです。今、お金を出して、あとでもっと大きなお金になって戻ってくるわけです。本当に大事な問題は二つだけです。一つはどれだけ戻ってくるか、もう一つはいつ戻ってくるか」

 

ではなぜ彼は"もっと大きなお金になって戻ってくる"と思ったのでしょう?

 

それは複利の力を10歳のときから知ったからです。彼は10歳の時に地元の図書館でさまざまなビジネスが載った本を手にしますが、その本の中で彼が一番惹かれたモデルが複利でした。彼は言います。

 

「何がビジネスの成功に関係しているかを調べたところ、それは学業の成績でも家柄でも、ビジネススクールに通った経験でもなく、ビジネスを始めた年齢が早いかどうかなのです」

 

上述は"ビジネス"としていますが、彼がビジネスに選んだのは「投資」です。そしてこう続きます。

 

「私は小さな雪の玉をずいぶん若いときから固めた。10年遅く始めたら、今も山の斜面のずいぶん下にいただろう」

 

最初に小さな雪玉(貯金)をつくり、それをゴロゴロと転がすことで雪玉を大きくしたわけですが、問題なのはなぜ転がそうと思ったのか? なぜ転がしたのか? です。

 

それが複利の力です。複利の力が働けば、倍々ゲームで増えていくことが計算上わかっていたため、それが「消費の延期」のモチベーションになりました。

 

私は日々節約や貯金、投資関連の記事もチェックしていますが、結局は消費と貯金(投資)の天秤に集約されると思い ます。消費より貯金や投資の方が魅力に映ればそちらを優先しますし、未来より今の充実を優先する人は、今の消費に使うでしょう。

 

今の消費に使うことが悪いわけでも、貯金や投資をすることが良いわけでもなく、一番良くないのは、「貯金や投資をしたいのに、消費を優先してしまうこと」や「消費をしたいのに貯金や投資を優先してしまうこと」です。

 

今しかできない思い出作りも大切ですし、「体は資本」なのに、添加物まみれの安価な食事を続けることは、のちのちの後悔につながります。

 

何事もバランスが必要であることと、貯金や投資をしたいなら、「消費の延期」を進んで実行するだけのマインドセットの育みが必要です。その育みの一つの参考が複利の力です。

 

「貯金・投資」の鉄則

A. 消費の延期

 

あなたはいかがお感じになますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。