クルミと悪玉コレステロール
イギリス版ウィメンズヘルスによると、ナッツの一種「クルミ」が以下の3点の効果に期待できると報告しています。
・減量
・悪玉コレステロールの減少
・善玉コレステロールの増加
実験をしたのは、カリフォルニア大学サンディエゴ医科大学に勤務するシェリルロック博士。
過体重の女性245人を3つのグループに分け、以下の3種類のいずれかの食事を提供しました。
・「低脂質・高糖質」
・「高脂質・低糖質」
・「クルミを豊富に取り入れた高脂質・低糖質」
その結果「クルミを豊富に取り入れた食事」をしたグループが、ダイエットの成果のみならず、悪玉コレステロールの減少、善玉コレステロールの増加が見られたと言います。
これを受けロック博士は次のように説明。
「食事に満足感を得ることが、減らした体重を維持するのに欠かせない要因であると信じています。これらの発見に加え、今後はクルミの満足感をもたらす効果に関して追求したいと考えています」
私は職場でよくおやつに「ミックスナッツ」を食べますが、クルミが悪玉コレステロールを減少させる効果があることはこの記事を見るまで知りませんでした。
なぜ悪玉コレステロールに触れるのかと言うと、私事ですが、2011年~2013年ごろだと記憶しますが、職場の定期健診で悪玉コレステロールの評価が「要精密検査」だったからです。
確かに夜の食事は脂っこいものが多かったですが、まさか「要精密検査」の評価をいただくとは、まだ30歳くらいだっただけにショックを覚えました。
その後、どうにか悪玉コレステロールの数値を改善できないかと調べたところ、食用油の亜麻仁油やえごま油に含まれるオメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸)がそれをもたらしてくれるとの情報を入手。さっそく試してみたところ、その次の健診で見事に「正常範囲」の評価を得ることができました。
これには自分でもビックリしたのを覚えています。なぜならオメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸)を取り入れただけで、食事内容はまったく変えなかったからです。相変わらず脂っこい食事はとり続けたということです。(ちなみにα-リノレン酸は体内でDHAやEPAに変換され、血管拡張作用やアレルギー予防、血圧を下げる効果が認められます)
そしてこの記事を書くにあたり、改めて情報収集をしてみると、ようやく合点がいきました。クルミにはα-リノレン酸が含まれていたのです。ということは、私は毎日亜麻仁油やえごま油を大さじ5杯(かなり多め)を摂取すると同時にクルミからもα-リノレン酸を摂取していたことになります。それも毎日のことですので、毎日2方向からW効果でα-リノレン酸を摂取すれば、それは悪玉コレステロールが下がることも理解できます。
ということで、悪玉コレステロールの改善ならびに血液をサラサラにし生活習慣病を予防されたい方は、ぜひ手軽に摂取できる「クルミ」をお勧めします。毎日おやつ代わりに、適量を食べてみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
参考画像
※私の健診結果です。2012年当時の健診結果もあれば、before・afterとお見せできたのですが、すでに処分してしまったため、2020年の分だけになります。
※悪玉コレステロール値はLDL-C数値で測られます
引用・参考記事