「空腹感」がおさまる方法
昨今の現代病と言えば「がん」はもちろん「糖尿病」があげられます。10年以上前から健康法の王道として"体を温める"ことを推奨される石原結實先生は「がん」も「糖尿病」も、そしてありとあらゆる病気の元凶は「血液の汚れ」と喝破します。
現代における病気の元凶を「血液の汚れ」とするならば、「血液の汚れ」はどこからくるのでしょうか?
それは「食べ過ぎ」です。
食べ過ぎと聞くと「肥満」を思い浮かべ、連鎖的に「ダイエット」につなげる方が多いと思います。もちろん「肥満」は「血液の汚れ」をもたらし、イコール病気の原因になりますが、それだけでなく長年の生活で膝や関節の軟骨等に負担をかけ、骨折に多大な影響を与えることも問題視されます。
そこでなるべく食べ過ぎを自然な形で抑制できる方法はないのでしょうか?
私は 20年前くらいにこんな本を読んだことがあります。
小山内 博著「明日から朝食をやめなさい―すきっ腹トレーニングのすごい効果」
そこにはこんな風な記述が書かれていたと記憶します。
「朝起きたら当たり前のように朝食をとるのではなく、トレーニングをしてから軽い朝食をとる、もしくは軽い昼食を取る」
どういうことか?
1日3食はそれ自体食べすぎに値するため、昼食を食べることを考えれば朝食は軽めにとることが肝要、そのためには朝にトレーニングをすることで血糖値は上昇し、それに従い空腹感は感じなくなる、そのタイミングで朝食を食べれば(空腹感は治まっているため)軽い量で済ませられる、もしくは朝食を抜くことも可能、そういった内容だったと思います。
今回は上述した理論に類似する記事を見つけたため、ご紹介します。(下記リンク先をご参照)
食欲に関する専門誌『Appetite』に掲載された論文によると、ワークアウト(エクササイズ)を始めることで食欲はおさえられるとのこと。記事ではその内容をアメリカ版ウィメンズヘルスから紹介します。
研究内容は記事をご覧いただくとして、結論、記事ではこのようなな文面で締めくくられています。
「週に3回汗を流せば、ジャンクフードに対する欲求が減るかもしれない。しかも、ペースを上げて週に5回汗を流せば、高カロリー食品よりも低カロリー食品の方が魅力的に思えてくるかもしれない。エクササイズは、やっぱり体にいい」
先に紹介した 小山内 博著「明日から朝食をやめなさい―すきっ腹トレーニングのすごい効果」では、朝食を抜いてトレーニングから始めることで、朝食量を抑えられ、それが1日の食事量を抑えることにつながるといった理論でした。
一方、貼付の記事「空腹感が自然におさまる!意外な方法とは?」では(週に3回以上汗を流す)エクササイズの習慣化は、高カロリー食品を欲しなくなる体質に改善されるといった話です。
前者は1日の食事量にスポットを当て、後者は体質改善にスポットを当てた内容です。
エクササイズやワークアウト、トレーニングといった用語の違いはさておき、食事量や食事の質、どちらの観点からもエクササイズは健康に導くといっていいと思います。一石二鳥の効率な取り組みは習慣化すればするほど、長期目線で雲泥の差をもたらします。
あなたがエクササイズに興味をお持ちでしたら、本記事がそれを後押しする好材料となりましたら幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事