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お金の「擬人化」のすすめ

記事によると、2月15日に神奈川県横浜市で"非正規雇用でひとり働く女性"を対象にしたトークイベント「お金に縛られずにハッピーに暮らすヒント(主催・横浜市男女行動参画推進委員会)」が開催され、非正規雇用で働くことについて議論が交わされたそうです。

 

登壇者は、週休5日の”隠居生活”を綴った「年収90万円で東京ハッピーライフ(太田出版)」で知られる大原扁理さんと、無職だった頃の日々を記録した「あたらしい無職(タバブックス)」の著者・丹野未雪さんとのこと。

 

議論の中で登壇者の大原さんは、お金を「擬人化」したらお金の無駄遣いが激減したと言います。その箇所を下記に抜粋します。

 

「お金を使うときや稼ぐときに、お金を擬人化して考えるようにしているんです。『こういうふうに使ったらお金がどう思うかな』とか、『こうやって稼いだらお金ってどんな気持ちだろう』って考えながら使ったり仕事したりしていると、ムダ遣いが激減したんです。『お天道様が見ている』という言い方がありますが、それが私の場合はお金。常にお金が見ていると考えたら、自分を律するのにすごく役立ったなと思っています」

 

大原さんは以前に東京で週に2、3日働き、あとは気ままに暮らす隠居生活を数年間続けられたそうで、現在は台湾で同様の暮らしを試みているとか。大原さんにとってそのような理想的な生活は、お金を擬人化し、無駄遣いを減らしたことと無関係ではないようです。

 

私はこれまでに節約関連の書籍や記事を何度と読みましたが、お金を「擬人化」する法を説かれた人は初めてです。そしてそれまで私の中でもやもやしていたことが氷解した感じになりました。

 

風水では「すべてのものに命は宿る」と言われ、モノをどこに置き、どのように扱うかで得られるエネルギーや運気を研究すると言います。それと同様にお金も自分を構成する一つで、大事なパートナーと考えれば、どこに置き、どのように扱うかでお金から得られるエネルギーや運気は変わってくるといえます。風水はモノだけでなく、生年月日や方位、距離なども取り入れるため、相当に幅広な学問です。

 

年収や収入の多寡に限らず、お金を大切に扱う人は扱い、無駄に扱う人は扱います。そこでお金の扱い方と幸せの関係性を今一度考えたいと思いますが、そのヒントも大原さんが提供してくれます。

 

「目の前のものを、必要か必要じゃないかという取捨選択を地道に積み重ねていった先に この環境があったんです。たどり着いてみたら『あ、これは快適かも』ということでそこに落ち着きました」

 

この環境というのは「週2,3日だけ働く隠居生活」のことです。

要は自分に必要でないものにお金を使わなくなれば、浪費をセーブしたことになり、イコールお金をどうでもいいこと、もっと大げさに言えば敵から護ったという感じにしてくれます。逆に自分に必要なものにお金を使えば、必要を満たせられたわけで、それにはお金が役立ったということになり、それを構成してくれたお金に感謝を覚えます。

 

自分が笑えば、目の前の相手もつられて笑い、目の前の相手が笑えば、つられて自分も笑ってしまう、この世はまさに「鏡の法則」。お金を「擬人化」しても同様です。自分が喜び満足すれば、お金も喜び満足し、お金が喜び満足すれば、自分も喜び満足する、そんな関係です。

 

最後にこんな質問です。

どうすればお金は喜び満足するか?

 

それは「浪費」からお金を救い護ってあげることではないでしょうか? それができたらもう一歩進んで、人や社会の「必要性」に投じてあげることではないでしょうか? 人や社会の必要性もさまざまです。ときに人は「笑い」に飢え「食料」に飢えます。「感動」に飢え「ドキドキハラハラ」に飢えます。だから種々さまざまな産業があり、人の移ろう気持ちを支えます。そんな産業のどこに貢献してもいいのです。

 

お金を「擬人化」する法は、無駄遣いを減らすだけの効果ではありません。家族や友人との付き合い同様、私たちの人生に切っても切り離せないパートナー、幸せを構成する重要なファクターです。それゆえ、ぜひ大切に扱いたいものです。

 

お金の「擬人化」のすすめ、あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

引用・参考文献

danro.asahi.com