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「筋トレ」の効用1

私は先日「握力と死亡リスク」という記事を書きました。お読みいただけましたでしょうか? その記事を書いた当日から私はいつもの筋トレに「握力」を加えたメニューで継続しています。

 

なぜ私が「握力」に興味を持ったのか? それは記事で紹介されている統計データに由来することはもちろん、実は普段は意識しない、または使わない部位と思うからです。

 

実は私は日頃から思っていたことに、普段使わない部位(筋肉)を鍛えることこそ「筋トレ」の意味があると思っていて、その代表的な部位が「太もも」です。

 

ですので、私は自宅で筋トレをするときは「太もも」を中心に行います。要は「スクワット」です。

 

当ブログで時折、私が休日も外回りの仕事をしている話はしていますが、その際は非常によく歩きます。電車の乗り換えはもちろん、目的の場所まで数十分は当たり前、長いときは1位時間ほどあり、それを往復ですから、1日当たり2万歩以上歩くこともしばしば。ですので歩行で使われる部位(ふくらはぎ)に困ったことはありません。

 

しかしいくら歩いても「太もも」は鍛えられません。全身の筋肉の70%は下半身にあると言われるため、ざっくり言うと「ふくらはぎ」と「太もも」が70%の大半を担っていると解します。

 

私だけでなく、世のビジネスパーソンや主婦、学生なども一部の人は除き、「歩行」はそれなりに伴うと思います。歩数の具合は人それぞれですが、「ふくらはぎ」に比べ「太もも」は、階段をのぼることやスクワットを意識的に取り入れないと、鍛えられない部位だと思うのですがいかがでしょうか。

 

そして筋トレをすることで体熱が上がり、それが血液の巡りをよくし、白血球の増加や免疫力の向上につながるなら、まずもって「太もも」に着目すべしというのが私の考えです。

 

そして「太もも」を抑えたならば、次の部位は?というと、「腹筋」、その次が「握力」「腕力」「胸筋」・・ではないかと思います。私的には「腹筋」は以前から取り入れてましたが「握力」は盲点でした。そして普段私たちは意識しませんし、使うこともあまりないと思います。しかし使うことで統計データでは健康に左右することを告げていますので、ここは意識的に取り入れたいところです。

 

しかし本記事で私が申し上げたいことは、そこだけではありません。実は一番申し上げたいことは、筋トレは「体熱を上げる」ことを優先目的とすべしということです。

 

筋トレというと "筋肉" "筋力" に目がいきがちですが、見た目ではなく健康の観点からは「体熱を上げる」ことが効用です。どいうことか?

 

筋トレをすることで、いま付いている筋肉が刺激され、動かされ、そこに体熱が帯びます。その体熱を生み出すことが健康面ですこぶる有効で、体熱(体温)の上昇は血液の巡りをよくし、免疫力を高めます。免疫力は体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると一時的には最大5~6倍アップするともいわれます。

 

一般的に免疫力が下がると次のような症状が現れます。

 

■ウィルス・感染症などにかかりやすくなる
■肌が荒れる
■アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる
■下痢をしやすくなる
■疲れやすくなる

 

また免疫システムは15歳までに出来上がり、20歳を超えると徐々に落ちていくと言われるため、大人になればなるほど意識的に免疫を付けていくことが求められます。

 

がんでもよく言われるように、私たちの体内でがん細胞は毎日のように作られますが、自前の免疫がそれらのがん細胞や外部から侵入した細菌やウイルスなどを撃退します。ということは、がんや風邪などにかかる主要な要因は、自前の免疫力の低下と言えるのです。

 

免疫力を向上させる方法は、体温の上昇だけでなく腸内環境の整備など他にもありますが、体温の上昇が多大な影響を及ぼすことは周知のとおりです。

 

また無酸素で筋トレをすれば、血中の糖が燃え、筋肉量が増やすことが可能になります。筋肉量が増えれば、その筋肉を刺激したときに、帯びる体熱量が増えるため、筋肉量は多い方が健康面にも有効です。(付いた筋肉は使わないと脂肪に変わるため注意も必要です

 

「筋トレの効用1」=「体熱を上げる(体熱が上がる)」

 

いかがでしたでしょうか?

 

次回は「筋トレの効用2」をお届けします。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。