「副業=バイト」という選択
副業と聞くと、インターネットビジネスや在宅ワーク、各種の投資を思い浮かべると思います。しかしビジネスの多様化に伴い、アルバイトの多様化も進んでいます。
私も休日に外回りのアルバイトをしていますが、時間給ではなく回った件数に応じ、1件当たり"いくら"という契約のため、自分のペースで仕事ができる点が利点と感じます。ウーバーイーツの配達員に似ています。
また私は2,3の"〇〇バイト"とよばれるサイトに登録しているため、毎日のようにアルバイト情報がメールで届きます。その中には時間給以外の成果報酬型の案件も少なくありません。また時短勤務(例えば"夕方だけ"とか"午前中だけ")や週1、週2のみの案件なども散見されます。
ついては、あなたがこれから副業を検討されるとしたら「アルバイト情報の中から選ぶ」というのもありだと思います。実際に週1のコンビニバイトを24年間も続けられた方がいるそうで、今回はその方を紹介します。
その方は現在46歳(男性)で大手自動車部品メーカーに勤務。工場の生産管理の仕事で土日が休日。学生時代に働いたコンビニバイトを社会人になってからも週1日(土曜日)で継続。日当(8時間勤務)は1万円、それを24年間続けられたとのことです。
投資にハイリスク・ハイリターンとかローリスク・ローリターンという言葉が使われますが、副業も同様で「稼げれば大きいが、稼げなければ1円も稼げない」ポジションか、「大きな稼ぎは不可能だが、時間給は確実に稼げる」ポジションか、スタイルはさまざまにあります。
にもかかわらず、どうしても大きな稼ぎに目を奪われ、苦痛を強いられる人や、高額な教材(商材)やスクール代を投じられる方も少なくありません。
先の46歳男性をもう一度見てみましょう。彼の日当は1万円、それを週1日(土曜日のみ)で継続したわけですので、1年で48万円、24年間で1152万円です。実際に彼は本業からの貯金と合わせ、すでに2000万円の貯金を築かれたとのこと。
また彼は副業先のコンビニを息抜きの場所と言い、オーナーからも好かれているなど、彼にとって副業はただのお金に換算する場所でなかったことが重要です。すなわちお金に困って苦痛と引き換えに時間給を得ていたわけではないということ。
それに反し、動画編集やサムネイル制作の単価が高いとか、ユーチューバーなら当たればでかいとか、本当に自分がやりたいことを失念し流行に流されるのは賢明ではありません。仮に自分が向いていないことや、楽しくないことで当たったとして、果たして満足は続くでしょうか? そして当たらなかったとしたら?
副業をするうえで一番大事なことは、何のための副業か? なぜ副業をしたいのか? いくら欲しくて何に使いたいのか? そのような根本に流れる動機なのだと思います。
一発あてて失速する人もいれば、24年もの歳月をノンストレスで積み上げる人もいます。ぜひ自分の心や感情を大切した副業を選択していただきたいと思います。自分の心や感情を満足させられるのは、他の誰でもない、あなただけなのですから。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記
コンビニバイトを28年 「地道な副業」で築いた1000万円超の余裕資金(MONEY PLUS) - Yahoo!ニュース