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人生に「一攫千金」はない

先日紹介した株式会社シーラホールディングス取締役会長の杉本宏之さん著「たとえば、謙虚に愚直なことを継続するという習慣」に「人生に一攫千金はあり得ない」という項があります。本のタイトル通りに誘惑に負けず、少し先の未来を見据えてやるべきことを愚直にやることを推奨した内容です。その箇所を下記に抜粋しましょう。

 

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私達シーラグループは、2010年に創業をした時、まずは目標を「潰れない会社」にしました。我慢強く、今売れば儲かる不動産を売らずに持ち続け、10年間貯め続けた結果、今や岩盤収益が年間6億円を超え、社員の給料を全額払えるようになりました。今儲かることよりも、10年後の未来を見据え続けたのです。

 

そうすると社員が毎月の売上の心配をする必要性が無くなるので、本気でお客様のため、社会のために良いモノだけを生み出そうという社風になっていきます。これは人にも全く同じことが言えると思います。未来への戦略とまでは言わずとも、目標を持っていない人はその場の快楽に溺れがちです。「今が楽しければ未来はどうなってもいい」。そんな考え方は当然まちがっています。

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「人生に一攫千金はあり得ない」とわかるだけで、もはや賢人の領域にあると思うくらい、普段に私たちはそれを失念します。その失念が先延ばしを生み、怠惰に甘んじる原因をつくります。

 

逆に「人生に一攫千金はあり得ない」と折に触れ自覚すれば「今日」の生き方もおのずと変わるはず。なぜなら「時間」の重要性を認識せざるを得なくなるからです。

 

栄光は地道な道程の向こう側にしか存在しません。成功者が努力を語るときに使う用語に「成功曲線」がありますが、(成功曲線とはある一定の時期を超えて初めて加速度的に結果が表れる曲線のこと)その成功曲線も地道な道程が必須であることを表します。

 

ということは、いかに地道な道程を楽しめるかがポイントです。そのためには毎日を区切りとし、毎日に自分を褒め、慰め、認めることが大切です。

 

そして仮に栄光を掴めかったとしても「先延ばしや怠惰、一発逆転を狙い、結果自分や周りに迷惑をかける行為」を回避した勲章は尊い足跡として己が人生に刻まれます。

 

「人生に一攫千金はあり得ない」

急がば回れではありませんが、さまざまな変化に対応できるスキルは盤石な土台があってこそ派生するもの。そのように心得(こころえ)、地道な道程に夢と希望を乗せ、今日を楽しく前向きに歩んでいきたいものです。

 

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」

by イチロー(元野球選手)

 

「英雄とは、自分のできることをした人だ。凡人は自分のできることをせず、できもしないことをしようとする人だ」

by ロマン・ロラン(フランスの作家)

 

逆説ですが、「人生に一攫千金はあり得ない」と思い地道に努力を重ねる人が、結果的に一攫千金を手にするのだと思います。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考文献

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