「正しい生き方」の代償
稲盛和夫さんは「正しい生き方をしているからこそ、困難に出会うのです」と言われます。これは西郷隆盛も下記のように言われているとのこと。
「道を行ふ者は、固(もと)より固厄に逢ふものなれば、如何なる艱難の地に立つとも、事の成否身の死抔(など)に、少しも関係せぬもの也」
現代語訳↓
「道を行う者はどうしても困難な苦しいことにあうものである。だから、どんなむずかしい局面にあっても、それが成功するか失敗するか、また自分が死ぬか生きるかなどには少しもこだわってはいけない」
稲盛さんはこうも付け加えます。
「本来たどるべき正道を懸命に歩んでいるからこそ、困難がもたらされる。それは天が与えてくれた試練であり、心をさらに磨くためのチャンスといってもよい。それによって私たちの魂はますます清められ、人生はますます豊かなものになっていくのです」
あなたが困難に出くわしても、決して怯んで怖気づいてはいけない。その困難が天の「チャンス」という名の計らいであるならば、解決策や突破口も同時に見出してくれているはず。それを獲得するまで食らいつき、実際に解決し、突破して見せよう!
食らいつき努力した分だけ、人にやさしくなれ、やさしくなれる分だけ、豊かになれる。そういうことではないでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考文献