目標に「OKライン」
“目標は高く“ とよく言われます。
しかし高いとそれだけ達成できなかったときは、落ち込みます。
それを回避するために、高い目標を定めつつも、ここは今の自分なら必ず達成できるだろう・・という「OKライン」も同時に設定します。
この「OKライン」を達成できれば、ひとまず心は安心感に包まれます。
この安心感がとても重要なのです。
自分を好きになれるというか、自分を認め受け入れることができる感覚。
その感覚を幾度も積み重ねることが向上心を育むのです。
イメージとしては階段を一歩一歩階ごとに足を踏みしめる感じです。
この「OKライン」の設定をメンタルトレーニングに組み込み、自身だけでなくクライアント(顧客)の成果におおいに役立たせているのが森川陽太郎さんです。
この「OKライン」の設定で気をつけないければないことは、相手のリアクション、第三者のリアクションを組み込まないこと。自分だけで完結できる、自分のコントロール内のところで設定するのがミソとなります。
また数字を盛り込むこともポイントです。
「1週間に3回、10分間だけ家の周りをジョギングできればOK」とか「最初の1分間だけ顔を上げて聴衆を見渡して話せればOK」など。
我々が住んでいるこの日本は資本主義社会で、競争社会と言われます。
競争社会では、相手を蹴落とすことが優先されそうですが、その実全く逆で、自分を成長させられた者だけが、結果的に競争に打ち勝つのです。(長い目で見れば・・)
自分の成長に「OKライン」を設定し、達成できたら、もう少し高いところで設定し・・と幾重にも設定しくなかで、一歩一歩上を目指していくことが人生を有意義なものにすると私は考えます。
参考文献