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孤独感が和らぐ「ノスタルジー」

アメリカ・シカゴ大学のカチオポーロ博士らの研究によると、孤独の状態が続くと、新しく脳細胞を生み出す脳内ホルモンの生産が減り、また、他の脳内ホルモンや神経伝達物質も減少することがわかりました。このことから「孤独は人を不幸にする」と言われたりします。

 

しかし傍から見て孤独だと思っても、当の本人はさほど孤独を抱いていないケースもあります。よってここでは「孤独感」と言い換えて進めます。

 

大人数でいても、友達と戯れていても、孤独感や疎外感を感じることはあります。あなたも経験済みだと思います。その逆に、一人で過ごしてもまったく孤独感を感じず、何かに夢中になったり没頭することもあります。

 

要は「孤独感」を抱くときに、また「孤独感」が続くときに、脳機能の低下が生まれるということです。

 

ですから私たちはSNSでもリアルでも、誰かとつながっている感覚を覚えることが大事になります。新型コロナのパンデミックにより、自宅で過ごすことが多くなった昨今、ますますネットでのつながりがニーズを増しています。

 

しかし友達や仲間、家族とのつながりが、以前はリアルで行われていたのに、コロナ等の関係により、ネット上に移行せざるをえなくなったというだけでは、大した話ではありません。むしろ当たり前の話です。また、リアルで会ったこともない人とSNSで繋がれることも、コロナ以前からの話です。

 

本日は、友達や仲間、家族とのつながり以外で、孤独感を緩和させる方法についてお伝えします。それは「ノスタルジーに浸ることです。ノスタルジーとはフランス語で、英語では「ノスタルジア」、和訳は「懐かしむこと・懐かしさ」です。

 

私は独身で、休日も平日のため、友達とわいわいするという機会は日常にほとんどありません。それでも数人の友達と定期的に会ったり、コロナ以前は、仕事仲間と仕事上がりに飲みに行くことは多々ありました(私はお酒は飲みませんが・・)。おそらく孤独感を紛らわしたく、そうしていたのでしょう。人は多かれ少なかれ、孤独に耐えられない生き物で、それが先の実験で明らかになっています。

 

さて、「ノスタルジーに浸ることですが、2020年にラトガーズ大学が発表した研究によると、「ノスタルジーに浸ることで、孤独によるネガティブな影響が和らぐことが確認されました。しかし実験はオンラインのみであること、また科学的な根拠までは行き着かず、あくまで傾向止まりであることから、信憑性は担保されていません。

 

ではなぜ私は本記事を記しているのか?

 

それは私自身が「ノスタルジーに浸る体験から、孤独感が緩和されている感覚を覚えているからです。

 

ふと懐かしい匂いを嗅いだとき

ふと懐かしい曲を聴いたとき、

ふと懐かしい人が話題にのぼったとき、

懐かしい写真を見たとき、

懐かしい場所を訪れたとき、

懐かしい行為(遊び)をしたとき、

・・・

 

「ノスタルジーに浸ります。

その時の感情は脳も心も洗い流されている感覚で、間違いなく癒されています。また、以前の記事で紹介した「Awe(オウ)体験」という、大自然を目の当たりにしたときも同様に感じます。

 

海をぼんやり眺めているとき、

大空を眺めているとき、

見晴らしのいい景色を眺めているとき、

美しい夕日を眺めているとき、

広大な景色や美しい景色に出会ったとき、

・・・

 

同じく脳と心が洗われます。

 

孤独感を和らげる目的でも、脳と心を洗い流し、気分をリフレッシュする目的でも、ぜひ積極的に「ノスタルジー浸ること、「Awe(オウ)体験」を行ってみることをお勧めします。

 

「Awe(オウ)体験」の記事でも書きましたが、私は美しい風景写真集でもそれを感じます。海外の広大な海、見晴らしのいい道々、山とお花が綺麗に並んだ風景、広大な空、美しい夕焼け・・などです。

 

家にいながら大自然に思いを馳せられる時間は、私にとって非常に貴重な時間になっています。もちろん写真集でなくても、画像でも動画でも何でもいいと思います。大事なことは自分の気持ちが癒される行為を実践することです。

 

「ノスタルジーに浸ることで、孤独が和らぐのは、過去の懐かしい思い出と、気持ちでつながっているからだと思います。「Awe(オウ)体験」で気持ちが癒されるのは、大自然と人の生命が母体でつながりあっているからだと思います。

 

「ノスタルジーに浸ることと感覚と近い言葉に「感傷にふける」があります。どの言葉を用いてもけっこうです。懐かしい場所に赴き、どんどん感傷にふけ、気持ちを洗い流し、それを明日への糧にするのです。私は普段からそのようなことをし、そういった時間を大切にしています。

 

非日常時間、非日常空間が脳に刺激をもたらすことは有名ですが、「ノスタルジー」に浸る時間、「感傷にふける」時間も非日常という意味では共通です。

 

お風呂に入って体をきれいにするように、適度に「ノスタルジーに浸って脳と心を洗い流してみてはいかがでしょうか。それがいい感じの息抜きになり、多面的な視点を持つに至れば、明日への前向きさが自然に生まれてくると思います。

 

孤独感が和らぐ「ノスタルジー

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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