お勧めの曲20(桜編)
前回の「お勧めの曲19(桜編)」はいかがでしたか?
まだまだ寒さは残っていますが、日中の日が照っているときの温度はだんだん春らしくなってきました。春や桜を感じながらテンションを上げるも良し、その一方で、逆にバラード調に浸るのも、悪くはないのではないでしょうか。
本日は「お勧めの曲20(桜編)」をお届けします。
ももちひろこ「桜ナミダ」(2011年4月発売)
ももちさんは福岡県出身のシンガーソングライターです。ももちさんの活動は、家にあったギターを取り出し、独学でギターを習得したことから始まります。そのまま地元の福岡でライブ活動を続ける中、2009年に行われたオーディションで最優秀賞を獲得。
2010年にリリースしたプレデビュー・シングル「and I...」は、限定500枚が1週間で完売。2011年2月に映画「洋菓子店コアンドル」の主題歌「明日(あした)、キミと手をつなぐよ」でメジャーデビューを果たします。
「桜ナミダ」はセカンドシングルです。オリコンチャートで82位まで登りつめたこともあるため、あなたもご存じかもしれません。私はどこで知ったか定かではありませんが、おそらくテレビの音楽番組だと思います。曲調も歌詞も私の心の琴線に触れ、それ以降で10年が経ちますが、この季節になると時折聴いてしまいます。
失恋をモチーフにした歌詞ですが、「負けないよ」というフレーズが、恋愛の域を超えたさまざまな心を前向きにしてくれます。視聴者の数だけ思うところはあり、その思うところに、「春×桜×前向きさ」のハーモニーが訪れてくれれば幸いです。
桜は咲いたと思ったら散りゆきます。いいことや嬉しいことも同様で、すぐに散りゆきます。逆もまた真なりで、悪いことも嫌なこともすぐに散りゆきます。いや、散りゆかなくてはいけません。花びらの表がいいことで、裏が悪いことなら、どちらも一枚の花びら。それが散りゆくわけです。残るのは次の人生訓だけ。
「日に新た」
松下幸之助翁の数ある名言の中で私が特に好きな言葉です。思い出はずっと脳に焼き付きますが、薄らぐことも事実です。過去にいいことがあろうとなかろうと、新しい思い出をつくろうとすることに現在価値が宿ります。
お勧めの曲20(桜編)
ももちひろこ「桜ナミダ」(2011年4月発売)
ちなみにももちさんは2015年に結婚と妊娠をしていたことを発表し、当面の間は活動を休止されるそうです。もし復帰されることがあれば、また素晴らしい曲を聴かせてもらいたいと願います。
本日もお読みいただきありがとうございました。