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「慣れ」が恐怖を払拭する!

本日は当たり前のことをお伝えします。それは「慣れ」が恐怖を克服するというテーマです。人前でのプレゼン、苦手な人とのコミュニケーション、苦手なことへの取り組み・・・など、すべてに当てはまります。

 

なぜ当たり前なのかというと、私たちはそんなことを言われなくても体験済みだからです。しかしあえて本日にそのテーマを扱うのは、私たちの日常に、さまざまな当たり前が失念されるからです。

 

人の脳は思考領域が限られます。一日の中でそんなにあれこれ考えられません。その日その日で重要なことを優先的に考え、どうでもいいことは片隅に追いやり、追いやる中にさまざまな当たり前のことが含まれます。

 

過去にこんな実験がありました。イギリスにあるバーミンガム大学シャロン・ドゥーガンが、大学生100人とさらに男女15人ずつの子ども(平均8歳と7カ月)に、犬に噛まれた経験を尋ねたというものです。

 

すると犬に噛まれた頻度はほとんど同じなのに、犬に恐怖心を覚えていた人とそうでなかった人に分かれました。その分かつ違いは何だったのか?それが「小さな頃に犬とどれだけ接したか、その頻度」だったのです。

 

噛まれた回数は同じでも、毎日のように犬と戯れた幼少期を過ごした人と、たまにしか犬と接せず、それでいてそれなりに犬に噛まれた人とでは、犬への親近感はまるで違います。見方を変えると、犬との接触回数が多いほど、犬とのコミュニケーションで良いことも体験でき、その体験回数が噛まれた回数を払拭しているともとれます。ここで言う、良いこととは犬に噛まれず懐(なつ)いてくれたことなどです。

 

さらに調査を行ったドゥーガンは、犬に恐怖を感じる人は、その他の動物にも恐怖を感じる傾向をもつとも言われています。大失恋をした人がその時のショックから「男性(女性)恐怖症」などと言ったりするのも、そういうことなのかもしれません。

 

人前でのコミュニケーションに緊張を持つ人がいたとして、その人は人前に出る頻度が少ないゆえ、「頻度を多く持つことからの緊張の払拭」ができない環境下にあったとします。それでも、"頻度を多く持てさえすれば、緊張などどうとでもなくなる"と、理屈でわかるだけでも、心的負担は和らぐのではないでしょうか。

 

本日は苦手感や恐怖心を払拭するというテーマでお話しをし、その対象に頻度を重ね、親近感や身近感が可能となる環境なら、それを実行していただきたく、また頻度を重ねることが難しいなら、理屈だけでもわかってもらい、それを負担の軽減につなげてもらえたらと思います。

 

「慣れ」が恐怖を払拭する!

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。