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スマホ脳と飽食

世界的ベストセラーのスマホ脳」という本をあなたはご存じですか? 日本では2020年11月に新潮社から発売になりました。スマホと言えば、世界で使われている必需品です。その必需品との付き合い方を示した本がそれになります。

 

一言で言えばスマホとは一定の距離を置いて付き合うべし」ということです。著者のアンデシュ・ハンセンは精神科医で、年々にスマホの依存により病む人(患者)が増えていることに警鐘を鳴らします。

 

私たちが普段に生活をするだけでは、スマホの依存が原因で病む人が増加していることに気づきません。精神科医という立場ならではの視点で、これ以上に予備軍から病人への排出 ならびに予備軍になる人を増やしたくないという想いで書かれていることと推測します。

 

と言いますのも、私はまだ同書を読んだことがありません。しかし本要約チャンネル等を聴き、またネットの記事等で内容を調べるなか、それなりに著者の主張が把握できたため本記事を記します。

 

本記事は特に「スマホ脳」を取り上げたいわけではなく、「スマホ脳」と「飽食」の関係性をお伝えしたく筆を進めます。

 

スマホ脳」の著者は "なぜ現代人にスマホの依存が適さないか" を次のようにまとめます。

 

「人類はこれまでほとんどの期間に狩猟採集生活を送りさまざま危険と隣り合わせだった。そのような生活で進化した脳が、急に報酬系を刺激するSNSスマホを使えば、脳が報酬系に依存させられ、集中力の低下につながる。またブルーライトの浴び過ぎから覚醒時間(交感神経)が多くなり、副交感神経とのバランスが崩れ、睡眠障害等につながる」

 

少し私流にアレンジしましたが、このような主旨で内容が展開されているのだと思います。私はこのことに何とも言える立場ではありませんが、実際に病む人が急増しているなら、私たちの脳はスマホの依存に対応できていないのでしょう。

 

スマホ依存」と言っても、SNSやゲーム、動画の視聴や読書などさまざまがあります。報酬系と言うからには、自己承認欲求を満たしたときに感じるドーパミンの影響度が大きいSNSやゲームが大半を指されていると思います。

 

人から承認されたい欲求が満たされなければ、落胆や自己(自信)喪失感で病む原因をつくります。数年前にテレビで「婚活疲労外来」が特集されていました。婚活もうまくいかないことが多い中、時間ばかりが過ぎる焦燥感や徒労感が受診の原因になっているとのことでした。

 

スマホに限らず自己承認欲求が満たされれば、逆に脳やメンタルに好影響なのだと思いますが、ユーチューバーを見てもわかるように、稼げる人はごくわずか、ほとんどの人は満たされない割合に該当します。

 

つまりスマホによって自己承認欲求が過度に刺激され、しかしほとんどの人が満たされず、しかし満たそうと努力する、そこに先の婚活疲労と同様に徒労感や自己喪失感が発生するのだと思います。またその過程でブルーライトの浴び過ぎによる物理的な脳への障害も併存します。

 

話しは変わります。

 

現代人の病気はすべて「汚血(おけつ)」からくると言われます。汚血とは漢方用語で「血液の汚れ」を意味します。その汚血の原因は「過食」と言われます。

 

狩猟採集時代から進化したものは「脳」だけではありません。「体内のメカニズム」も同様です。狩猟採集時代は餓死の歴史をたどります。いかに"飢え"から逃れるかが生命を生き永らえさせる最重要課題で、それが現代の私たちの生命(体内)にしっかり植え付けらています。

 

にもかかわらず、昭和になってからでしょうか、1日3食が導入され、一気に食事量が増えました。これまで何百年、何千年と1日1食がやっとだった消化メカニズムに、3食の処理を求め始めた形です。当然に対応できず、それが糖尿病やがん、心筋梗塞などの「成人病」を招いていると言われます。

 

進化それ自体は止められません。そして進化自体はいいことです。しかし急激な対応は体内も追いつかず、それを数々の病人が教えてくれています。

 

「過ぎたるは及ばざるがごとし」

 

しかし実際は過ぎる方が悪く、過ぎれば逆に毒や害に転換します。ぜひ何にしても過ぎることは戒めたいものです。

 

スマホ脳と飽食」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

hon-hikidashi.jp