カルマの解消=ストレス解消
「カルマ」と聞くと、何やら宗教臭いですが、本日はこのカルマを信じることの推奨をさせていただきます。輪廻転生とか生まれ変わりなど、宗教では当たり前のように語られますが、ときにこのような教えをつまみ食いのように拝借してもいいのではないでしょうか。
どういうことか?
例えば今あなたの目の前に、天敵のように出現している苦手な人がいたとします。その人と話すたびに、または視界に入るだけで、あなたは気分が悪くなります。正直ストレスの対象で、できたら縁を切りたいがそういうわけにもいかないという状況。
そんなとき、「カルマ」を考えてみます。きっとあなたのこれまでの人生で、あなたが誰かを傷つけたことは多かれ少なかれ何回かはあるでしょう。そういった数々を「カルマ」と見立て、そのしっぺ返しを今行われているのだと思うのです。仏教的に言えば「因果応報」や「悪因悪果」です。
私は輪廻転生とか生まれ変わりなどを信じるわけではありませんが、まったく信じないと決めつけているわけでもありません。わからないものはわからないとニュートラルな姿勢です。だからときどきイヤなことがあったときは、それをチャンスと思うようにし、そのときにこの「カルマの解消」が非常に都合がいいのです。
私も過去に数々の人を傷つける行為をしてきました。心当たりのあるシーンはわずかですが、思い出せないだけで、きっとあったはず。人は無意識や好意をもって行ったことでも人を傷つけることはあります。その自覚をもてば、自分に降りかかった災難は、プラスマイナス0(ゼロ)にすべく必然的に行われていることと前向きに受け止められます。それが意外に清々しいのです。
イヤなことが起こるたびに、自分はこんなにも人を傷つけてきたのかと我に返るという感じです。しかし理不尽にただ耐えろというわけでもありません。それにどう対処するかは実は好ましい現象を起こしてくれる余地として残されています。
例えばレモン。レモンはすっぱくて、それだけで食べたいとは思いません。このレモンが災難とすると、そこにはちみつや砂糖を混ぜれば「レモネード」に生まれ変わります。これが好ましい現象を起こしてくれる余地です。
災難やトラブルじたい、受け止めただけで「カルマの解消」となりますが、おいしい現象にも変えられるというのが人生の妙味です。そうやってさまざまなトラブルをレモネードに変身させてきた人が、成功者であり幸福者と言われる人だと思います。成功者はビジネスでそれを行った人、幸福者は生活で行った人という感じでしょうか。
カルマの解消=ストレス解消
カルマの解消を思えば、ストレスなど一発で吹き飛びます。時空を超え、目に見えない世界を信じてみる、それが起こった現象をしっかりと受け止め、かつ冷静にレモネードに変えるべく、思考を巡らすことにつながります。
あなたはいかがお感じになりますか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。